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様々な料理に使えて、家計にもやさしい豚肉。
スーパーで安売りしていたりすると、ついつい買ってしまうことも多いですよね。
食卓にやさしい豚肉ですが、
安く買ってあとで調理しようと思っていたのに、
つい消費期限を切らしてしまった! という経験がある方も
多いのではないでしょうか?
少しくらいの期限切れなら大丈夫かな…?
そう思っても、実際に豚肉が腐ってしまった場合の影響や、
どんな状態のものまでなら食べて大丈夫なのか、
知っておかなければ不安がありますよね。
軽い気持ちで食べたら、1日中体調が悪くて後悔することもあります。
どこまでならOKなのか、自信を持って判断できるようにしたいですね。
今回は、豚肉が腐ってしまった場合の見分け方について、
色や臭いの特徴や、食べてしまった場合の影響など、
くわしく解説します。
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Contents
豚肉が腐るとどうなる? 身体への影響は?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2018/07/ham-3130701_1280-e1530501651439-250x141.jpg)
豚肉が腐ってしまった場合、一体どんな影響があるのでしょうか?
一般的に「腐ったものを食べる」というと、想像するのは、
お腹が痛くなったり、嘔吐や下痢があったり…
という状態だと思いますが、これは、
腐ったものを食べた場合にかならず起きる症状ではありません。
腐ったものをたべて、食中毒になったときに限り、
お腹が痛くなったり、嘔吐や下痢といった症状が起きるのです。
腐ったものを食べると、かならず食中毒になるわけではありません。
食中毒は、食べ物の中に含まれる食中毒菌によるもので、
細菌が直接食べ物の中で増殖するために起きるものや、
食べ物の中に含まれている細菌が毒素を出し、その毒素によって引き起こされるものなど、
いろいろな種類があります。
この食中毒菌は、条件を満たせば食べ物が腐るまえから増殖しますし、
逆に条件を満たさなければ、食べ物が腐っても増殖することはありません。
だから、腐ったものを食べる=嘔吐や下痢などの食中毒になる
というわけではないんですね。
「前に腐った肉を食べたけど、大丈夫だったよ!」
という方もいるかもしれませんが、
それは、その腐った肉の中には食中毒の原因となる細菌や毒素が
たまたま含まれていなかったからなんです。
とはいえ、これは「腐った肉を食べても安全!」という意味ではありません。
腐った肉は、新鮮な肉と比べて
肉の中の細菌が増殖している可能性が高いです。
食中毒の症状が重いと、
脱水症状や衰弱など、場合によっては命にかかわる可能性もあります。
食中毒菌がどれくらい増えているのか、
毒素がどれくらい増えているのか、それとも偶然含まれていないのか。
それは私達の目だけでは判断できません。
「腐っている」と判断ができたら、食中毒菌が増えている可能性を考えて、
食べるのは避けたほうが良さそうです。
また、そもそも腐った肉は、
味や臭い、色が通常の新鮮な肉とずいぶんことなるため、
身体が「悪いもの」だと認識して、受け付けない可能性もあります。
この場合はすぐに嘔吐するなどの症状になります。
これは身体の防衛本能によるもので、食中毒とは関係がありませんが、
腐った肉を食べると、食中毒のぶんもふくめ、嘔吐や下痢などのリスクが
かなり高まりそうですね。
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腐った豚肉は加熱すれば食べられる?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2018/07/steak-353107_1280-e1530501678209-250x170.jpg)
腐った肉を食べると、
普段肉を食べるときと比べ、食中毒のリスクが高まることをご紹介しました。
一般的に、食中毒の予防のためには
食材をよく加熱することが大切だと言われますが、
腐った肉の場合も、加熱をすれば食べることができるのでしょうか?
答えは、「腐った肉はたとえ加熱しても食べられない」です。
腐った食べ物の中には、食中毒菌をはじめとして
さまざまな細菌や毒素が繁殖しています。
食中毒菌の中には、加熱することで殺菌できるタイプの細菌もありますが、
中には、加熱だけでは対処できないものも。
特に、食べ物の中に毒素を出すタイプの食中毒菌は、
肉を腐るまで放置している場合、かなり多量の毒素を肉の中に作り出します。
この毒素のなかには熱にとても強いものがあることが知られていて、
たとえ十分に加熱していても、毒素を殺すことができません。
このような毒素が増殖した肉に当たってしまった場合、
食中毒になってしまう可能性が高くなります。
また、腐った肉を加熱した場合であっても、
腐った豚肉の味や臭いは軽減されません。
腐った食べ物を食べるときには、色や臭い、味で本能的に判断して
身体が拒否反応を起こすことがありますが、
これは加熱している場合も同様です。
一度腐ってしまったら、無理に加熱して食べようとせず、
自分の健康のためにも処分してしまうことをおすすめします。
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豚肉が腐る早さは? 冷蔵、冷凍それぞれ何日くらい?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2018/07/frog-1646604_1280-e1530501707382-250x201.jpg)
豚肉は、一体どれくらいの早さで腐るのでしょうか?
スーパーで売られている豚肉には、消費期限が設定されています。
消費期限は、お店が「この期限の日までなら安全に食べられる保証をします」
という意味で表示しているものです。
万が一のことを考え、できるだけ消費期限内に消費するように
みなさんも気をつけていると思います。
しかし、この消費期限内には豚肉を処理できそうになり、
そんな日もあると思います。
その場合、どれくらいまでなら腐らないのでしょうか?
まず、冷蔵庫に豚肉を保存する場合を考えてみます。
一般的にお店で売られている豚肉の消費期限は、
きちんと冷蔵庫に保管するのであれば、
1日程度なら期限を切れても大丈夫であることが多いと言われています。
これは、お店側も安全の保証のために、
少し余裕を持った期限設定をしているだろうと考えられているためです。
とはいえ、夏場など、気温が暑くなりやすい場合は、
この限りではありません。
夏場であれば、冷蔵庫の中に保管をしていたとしても、
冷蔵庫の開け締めのときに熱気が冷蔵庫の中に入ってしまい、
冬場よりも冷蔵庫の中の温度が高くなりがちです。
そのため、夏場の場合は、消費期限を切らしたら食べないほうが無難だと言われます。
冷蔵庫以外の場所に保存した場合はどうなのでしょうか?
まずひとつ目は、チルド室への保存です。
冷蔵庫の中にチルド室がある場合、豚肉をこの中で保存するのがおすすめです。
チルド室は冷蔵庫よりも温度の低い、-2℃から0℃程度であり、
豚肉が半冷凍状態で保存されます。
菌の増殖などは、低音保存の場合は避けられることが多く、
腐敗そのものも低音保存ならあまり進行しませんので、
チルド室に保存する場合は、3日程度なら大丈夫だと言われています。
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ふたつ目は、冷凍保存の場合です。
冷凍保存であれば、お肉が腐るということはほとんどありません。
なんども開け締めをして熱気が入る場所に入れてない限り、
1ヶ月程度は余裕で保たせることができます。
単に「腐らない」というだけならば、半年でも大丈夫とも。
ただし、あまりにも長期間の冷凍保存をしてしまった場合、
細胞が冷凍によって壊れてしまい、栄養分や美味しさがなくなってしまうなど、
味と栄養分の低下が大きくなりますので、
1ヶ月以内には使い切るようにしたいところです。
なお、冷凍していたお肉は、
解凍した場合、1日以内には使い切るようにしてください。
冷凍をするときに、豚肉を小分けにして冷凍すれば、使いやすくて便利です。
こちらのジップロックのように、小分けにしやすいフリーザーバッグなどを活用し、
1回分ごとにわけて冷凍できるようにするのがおすすめです。
また、お肉を冷凍保存する機会が多い場合は、
こちらのような真空パック用のフードシーラーを使うのも便利です。
真空パックにして保存することで、
酸素と触れ合って酸化することも防げますし、
冷凍庫に入れる場合はスペースの節約にもなります。
ほかの食材にも使えるので、冷凍や作りおきの機会が多い方にはぴったりです。
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豚肉が腐っているときの見分け方は? 色や臭いで見分けられる?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2018/07/chops-2809505_1280-e1530501740393-250x167.jpg)
豚肉が腐るまでのおおよその期間については
さきほどご紹介しましたが、
実際に豚肉が腐ると、どんな色や臭いになるのでしょうか?
豚肉が実際に腐った場合の色は、
焼く前から茶色がかったり、少し緑色や黄色、灰色っぽくなることが多いです。
この色はかならずこうなると決まっているわけではなく、
そのときに含まれている細菌や環境にもよるのですが、
いずれにせよ、「鮮やかで美味しそうな赤色」ではなくなっています。
ぱっと見て、「色がなんだかおかしいな?」と思ったら、
そのお肉は腐敗がはじまっている可能性が高いです。
色の変化は比較的わかりやすいポイントですので、注意するようにしてください。
色で上手く判断できない場合や、自信がない場合は、
そのお肉の臭いを嗅いでみましょう。
腐った肉は、明らかに腐っているとわかる臭いがします。
アンモニア臭や、酸っぱい臭い、なんともいえない不快な臭い…。
こんな臭いがする場合は、そのお肉は腐っています。
実際に食べる場合も、色はごまかせても臭いはごまかせないことが多いので、
美味しく食べられない可能性が高いです。
買った直後の豚肉の臭いをかぐ機会があれば、ぜひ比べてみてください。
買った直後の豚肉は、あまり臭いがしないか、しても気になるものではありません。
私達は本能的に「腐ったもの」の臭いは不快に思いますので、
「なんかへんなにおい…」と思った場合には、
素直に腐っていると判断するのが一番確実です。
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関連記事:鶏肉の火の通り具合の確認方法!色や時間について詳しく解説!
このほかに腐っていることを見分ける手段として、
「触る」という手段があります。
お肉を触って粘りけがあったり、ぬめぬめしている、という場合も、
その豚肉は腐っている可能性が高いです。
また、糸を引くという場合にはかなり腐敗が進行しています。
おそらくそのような状態のときには臭いも色も変化していると思いますが、
そこまで進行しているものは廃棄することをおすすめします。
色、臭い、感触。
この3つが、腐った豚肉を見分けるポイントです。
3つのうち、どれか1つでも該当するものがあれば避けたほうが無難ですので、
この3つのポイントによる見分け方について、
日頃からぜひ頭に入れておくことをおすすめします。
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関連記事:チーズは腐ると臭い・苦い?賞味期限切れでも食べれる?
最後に
いかがでしたでしょうか。
豚肉が腐った場合の見分け方や、
腐った豚肉を食べた場合の影響などについて、
詳しく解説しました。
安くてついつい購入してしまう豚肉ですが、
消費期限に気をつけなければすぐに傷んでしまいます。
腐った豚肉を食べるのは、
味が美味しくないだけでなく、
食中毒などのさまざまなリスクにもつながります。
腐ったときの見分け方や、保存期間、保存方法などもしっかり覚えておき、
賢く、安全に豚肉を使いこなすことができれば、
豚肉をより気軽に、安心して楽しむことができそうです。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、
ぜひ、豚肉をおいしく料理してくださいね。
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