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プラスチックは軽くて丈夫なので、ビニール袋やケース、キーホルダーなど
色んな物に使われていますが、「熱に弱い」という弱点があります。
その弱点を忘れてうっかりIHやストーブなど高い熱を出す所にプラスチック製品を
置いてしまうと、プラスチックは溶けてしまいます。
ではプラスチックが溶けて付着してしまった場合、
そのプラスチックはどうやって取ればいいのでしょうか。
そこでここでは、服やIH台、ストーブに熱で溶けてしまったプラスチックがついた時の
プラスチックの取り方について紹介します。
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Contents
プラスチックとは?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2019/02/7a5021d1d912232658a830217f9f8633-7-e1549688492693-250x172.jpg)
まず最初に、プラスチックとは何なのかについて説明しておきましょう。
プラスチックは身近にある物質ですが、そもそもどういう物質なのでしょうか。
プラスチックは、石油を原料に作られた合成樹脂です。
プラスチックには、「熱を加えると変形する」という特徴があります。
また、冷えた後は安定しその形を長時間維持する事ができます。
この特徴のおかげで、プラスチックは色々な形のものを作る事が容易なので、
様々な製品に使われているのです。
プラスチックは大きく分けて3種類あり、「汎用プラスチック」
「エンプラ(エンジニアリングプラスチック)」「スーパーエンプラ」に分類されます。
汎用プラスチックはポリエチレンやポリ化ビニルなどさらに色んな種類に分けられます。
ビニール袋やタッパー、様々なケースなど日常で使うプラスチック製品は、
ほぼこの汎用プラスチックからできています。
次にエンプラですが、さきほど「プラスチックは熱を加えると変形する」と書きました。
これはプラスチックの長所でもありますが、弱点でもあります。
「プラスチックが溶ける」というのも、この弱点があるからです。
そこで、100℃以上耐えられるように作られたのが、エンプラというプラスチックです。
耐久性もあり熱にも強いので、機械部品などに使われています。
最後にスーパーエンプラですが、
これはさきほど説明したエンプラの耐熱力や耐久力をさらに進化させたプラスチックです。
スーパーエンプラは150℃以上の高熱でも耐えられます。
エンプラよりも高性能なので、
より熱や圧力のかかる金属製品の代替えとして使われています。
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プラスチックを溶かしてしまったら、換気をしよう!
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2019/02/9283df7ab8b90cc86a7d859fd0d0d39b-8-e1549688508911-250x168.jpg)
服やIH台、ストーブに熱で溶けてしまったプラスチックがついた時の
プラスチックの取り方について紹介する前に、
「プラスチックが溶けた!」と気づいたら、まずしてほしい事があります。
それは「換気をする事」です。
プラスチックが溶けると独特の臭いがし、多くの人はそれを「不快な臭い」として
感じるので、無意識に真っ先に窓を開けたり換気をしたりする人も多いと思います。
ですが、中にはプラスチックが溶けて服やIHにくっついてしまった事に驚いてしまい、
剥がすを優先するあまり、換気をしない場合があります。
ですが、これはあまりよくありません。
プラスチックが溶けると化学物質が出ます。
それは直ちに人体に影響がある訳ではありませんが、
だからと言って家の中に充満させておいても良いかと言うとそうでもありません。
プラスチックにもメーカーによって色んな配合があり、
粗悪品には特に体に良くない成分が含まれている事もあります。
プラスチックが溶けたら、まず換気扇を回したり窓を開けたりして、
プラスチック臭が消えるまで換気をするようにしましょう。
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服に溶けたプラスチックがついた場合の取り方は?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2019/02/94d47e65fe5ef477a0c297d9890d61c4-7-e1549688521943-250x196.jpg)
ではさっそく、溶けたプラスチックの取り方について説明しますね。
まずは服に溶けたプラスチックがついた場合のプラスチックの取り方についてです。
服に溶けたプラスチックがつく場合と言えば、アイロンをかけた時がほとんどです。
例えば服にはチャックがついているものも多いですが、
チャックは金属製のものもあればプラスチックでできたものもあります。
金属は熱に強いのでよっぽでないかぎりアイロンで溶けるという事はあまりありませんが、
プラスチックだと意識していないと溶かしてしまう事があります。
また、アイロンしたての熱々の服にプラスチックのアクセサリーなどを置いてしまい、
溶けてしまう事もあります。
そういう時は、どうすればいいのでしょうか。
プラスチックは冷えると固まりますが、実は服についた場合はもう一度温めて
柔らかくするだけで簡単に取る事ができます。
また、溶けたプラスチックの部分にハンカチをかぶせ、
その上からスチームドライヤーなどを当てても取る事ができます。
プラスチックの場合、溶けたとしても冷えたら固体に戻るので、
醤油やソースを零した時のように「取れないシミ」になる事はほぼありません。
ですから焦らず、ゆっくり取る事が大事です。
なお、チャックを溶かしてしまった場合、
チャックは一部分が溶けるとその部分はチャックできなくなるので
全てを取って付け直すしかありません。
チャックは手芸屋さんで単体で売られているので、
手先が器用なら自分で付け替えても構いませんが、自信がない方は
服のお直し屋さんなどへ行くと、綺麗に付け直してくれますよ。
IHに溶けたプラスチックがついた場合の取り方は?
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では次に、IHに溶けたプラスチックがついた場合の取り方を見ていきましょう。
最近はガス台よりIH台を使う家庭が増えてきましたが、
IH台はガス台と違い平たいので、火を使わない時は物を置きがちですよね。
そこでついうっかり、まだ使ったばかり熱いIHの部分に
プラスチックでできたタッパーなどを置いてしまい、
気が付くとぐにゃりと溶けていたということも少なくありません。
IHの場合はそこに鍋などを置いて加熱するので、
プラスチックがついたままだとそのIH台は使う事ができませんから、
どうしても取らないといけません。
では、IHにプラスチックが付いた場合はどうやって取ればよいのでしょうか。
プラスチックは熱いと糊のように伸びてしまって、中々うまく取る事ができません。
ですから、IH台の場合はプラスチックが冷えてから取る事をおすすめします。
プラスチックが完全に冷えたら、用意するのはマイナスドライバーです。
マイナスドライバーの先を、溶けたプラスチックとIHの間に挟み込みます。
そしてテコの原理で、じわじわとプラスチックをIHから剥がしていきます。
これで溶けたプラスチックは取れますが、
中には天板にプラスチックのカスがこびりついている事もあります。
この場合は、クレンザーなどでゴシゴシとこすってそぎ落とすようにしましょう。
・マイナスドライバーが心配な人は、スクレーパーを使おう!
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溶けたプラスチックを剥がすのにマイナスドライバーはちょうど良い形をしていますが、
本来はネジを回す為のものですのでいまいち使いづらい人もいるかもしれません。
また、マイナスドライバーの先が欠ける可能性もあります。
「マイナスドライバーは普通にねじ回しとしてだけ使いたいから、
剥がすのには使用したくない」という時は、スクレーパーを使いましょう。
スクレーパーとは、「こそぎ取る道具」です。
正に今のような時に、ノリやテープの跡などを取り除く道具になります。
こちらは特に傷がつきにくいような作りになっていますので、
IHによけいな傷を入れたくないという人はマイナスドライバーよりも
こちらのような専用の道具を使う方が良いでしょう。
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ストーブに溶けたプラスチックがついた場合の取り方は?
![](https://tubuyaki-burogu.com/wp-content/uploads/2019/02/7d06bab3e2ec5b83921b7edf3f727752-2-e1549688570778-250x166.jpg)
では次に、ストーブに溶けたプラスチックがついた場合の取り方を見ていきましょう。
ストーブの上は平たいのでやかんなどを置いて部屋を暖めるのと同時に
お湯を沸かすなんて事もできますが、
うっかりプラスチック製品を置いて溶かしてしまうという事もよくあります。
では、ストーブの上部に溶けたプラスチックがついてしまった場合、
どうやって取ればいいのでしょうか。
ストーブに溶けたプラスチックを取る方法は、いくつか方法があります。
1.スクレーパーで取る。
IH台に溶けたプラスチックがくっついてしまった時にも紹介しましたが、
ストーブの場合もスクレーパーが使えます。
その場合、ストーブを冷やし、プラスチックも冷たくなっている事を
確認してからこそぎ取るようにしてください。
2.重曹で取る。
掃除にもよく使われる重曹ですが、実はプラスチックを取る事に使えます。
少し手順が必要なので、それも説明しますね。
- 用意する物
・ぬるま湯
・重曹(掃除用)
- 使い方
①ぬるま湯大さじ1、重曹大さじ2の比率で混ぜ合わせる。
②プラスチックがついた部分に①を塗り付け、上からスポンジで擦る。
後は②の作業を繰り返せば、じわじわとプラスチックが取れるはずです。
3.赤棒で取る。
赤棒とは、研磨剤の一つです。
溶けたプラスチックをドライヤーで温めた後、この赤棒で何回か擦ります。
それから布で拭きます。
そうするとプラスチックが取れるそうです。
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最後に
プラスチックが溶けてしまうとその臭いや変化した形状に思わず慌ててしまいます。
ですが溶けたそれぞれの場所に合わせてきちんとプラスチックを取る方法はあります。
プラスチックをうっかり溶かしてしまったらまずは換気をして、
落ち着いて対処してくださいね。
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