石油ストーブをつけっぱなしで外出したら火事になる?消し忘れを防止するには?

寒い~冬。

暖房は全て切って出てきたはずなのに、家に帰ってきたら部屋がなぜか暖かい。

 

慌てて部屋に入ると、石油ストーブがつけっぱなしだった…という事はありませんか?

 

石油ストーブが原因の火災は、冬になると毎年のように聞きますよね。

火事は一瞬で全てを奪ってしまうので、他人事ではありません。

 

そこでここでは、石油ストーブの消し忘れ防止の方法や、石油ストーブを

つけっぱなしで外出したら本当に火事になるのかどうかなど、

石油ストーブのあれこれについて説明します。




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石油ストーブとは?ストーブの種類やファンヒーターとの違いについて。

石油ストーブの消し忘れ防止の方法や、石油ストーブを

つけっぱなしで外出したら本当に火事になるのかどうかについて説明する前に、

まずは「石油ストーブについて」見ていきましょう。

 

石油ストーブとは、「灯油」を燃料に熱を出し、

部屋や人を温める暖房器具です。

 

ここで「あれ?」と思う人は多いでしょう。

 

石油ストーブなら、当然燃料は「石油」だと思いますよね。

でも、残念ながら石油ストーブに石油を入れても正常には動きません。

 

「石油」ストーブと言っているのに、燃料は「灯油」なんです。

なら「灯油ストーブ」でいいですよね。

 

なぜ「灯油ストーブ」ではなく「石油ストーブ」なんて名前が付いたのでしょうか。

 

それはストーブの歴史に関係があります。

 

石油ストーブが普及する前は、

人々は「石炭」という「炭」を燃料とした石炭ストーブを常用していました。

 

そしてそれから新しく「灯油」という「油」を燃料とした灯油ストーブが開発されると、

石炭と区別し、石炭よりもより進化したという事を強調する為に「石“油”ストーブ」

という名前が付けられました。

 

元々灯油は石油から作られるものなので、灯油ストーブを石油ストーブと言っても

あながち間違いでもないので、それが今でもずっと続いてきたという事ですね。

 

ちなみに油田から掘り出されたそのままの油を「原油」、その原油を精製したのが「石油」、

石油を分離させて作ったのが「灯油」、「軽油」、「重油」「ガソリン」などの燃料のほか

「アスファルト」と呼ばれるものになります。

 

よく、「軽自動車に軽油を入れたら車が故障した」というような事例がありますが、

同じ石油から作られた物とは言え灯油や軽油・ガソリンは全く違うものです。

 

ガソリン車はガソリンでしか動きませんし、石油ストーブに灯油以外の物を入れたら

大変な事になります。

 

似ていますが、それぞれは「代わりに使う」事はできませんので

注意してくださいね。

 

ストーブにはほかにも種類がある。

「ストーブ」というと、灯油をトクトクと入れてダイヤルをカチっと回し

ボッと燃やす石油ストーブが思い浮かびますが、

現在販売されているメジャーなストーブは石油ストーブだけではありません。

 

ストーブには以下の3種類があります。

 

石油ストーブ

ガスストーブ

電気ストーブ

 

石油ストーブは灯油、ガスストーブはガス、電気ストーブは電気で動きます。

燃料は違いますが、仕組みは同じです。

 

熱線を温めて、その熱を放熱する暖房器具です。

 

昔は石油ストーブが一番人気でしたが、

最近は燃料を入れ替える必要のない電気ストーブがよく売れています。

 

次が石油ストーブ、最後がガスストーブになります。

 

ファンヒーターとストーブは違う?

ちなみに、ストーブと似た言葉で「ファンヒーター」という言葉がありますよね。

実はファンヒーターも、ストーブと同じように

 

石油ファンヒーター

ガスファンヒーター

電気ファンヒーター

 

があります。

 

暖房器具コーナーに行くと石油ストーブの隣に石油ファンヒーターが並べてあったりして、

「え?どこが違うの?」となる人も意外と多いです。

 

ですが大丈夫です。

 

ストーブとファンヒーターの違いは簡単で、

端的に言えば「風が出るかどうか」が違いになります。

 

ストーブというのは石油やガス、電気などの燃料を使い、熱線と呼ばれる線を温めて

その熱で部屋や人を温めます。

 

一方ファンヒーターは燃料で熱を生み出した後、それを温風にして送り出します。

 

風にする分ストーブよりもやや温度は落ちますが、

空気に乗せる事で広い範囲を温める事ができます。

 

ストーブは熱が強力ですが

近づかないと温まらないので局所的に温める時に便利です。

 

簡単に使い分けるなら、

一か所だけ温めたいならストーブ、広範囲を温めたいならファンヒーターがいいですね。




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石油ストーブの火事は実際多い?

さて、では次に石油ストーブの火事ついて見ていきましょう。

 

石油ストーブは「なんとなく危ない」「すぐ火事を起こす」というイメージを

持っている人も多いですが、石油ストーブは本当に火事を起こしやすいのでしょうか。

 

まずはこの図を見てください。

引用元:http://www.tfd.metro.tokyo.jp

こちらは、東京消防庁が公表しているストーブ系火災の実態です。

 

ストーブには上記でも説明した通り、石油ストーブ以外に電気で放熱する

電気ストーブというものもありますが、

実際のストーブ系の火事は電気ストーブで起きるものが2/3以上を占めています。

 

石油ストーブがよく使われていた頃は石油ストーブが原因の火災がとても多かったので、

昔よりかはかなり改良されて火事を起こしにくくなりました。

 

また石油ストーブを使っている場合は、

「石油ストーブは火事に気をつけなきゃ」という意識があります。

 

しかし電気ストーブは電気を使う事から「火」からは少し遠いので

なんとなく「安全っぽい」という油断から火事を起こす事が多いようです。

 

ただ石油ストーブに関してはそれだけ意識をしていても、

ストーブ系の火事の原因第2位に居座っています。

 

火災の原因の第1位ではないにせよ、油断すると危ないのが石油ストーブです。




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石油ストーブをつけっぱなしで外出したら火事になる?

最近は電気代も安くなり、むしろ「つけっぱなしの方がエコ」、

また「家にペットがいるので温度管理の為」という事で

エアコンの冷房・暖房をつけっぱなしのまま外出する人も増えてきました。

 

エアコンをつけっぱなしのまま外出する事は、全く問題はありません。

では、石油ストーブの場合はどうでしょうか。

 

エアコンと同じように石油ストーブもつけっぱなしで外出しても大丈夫なのでしょうか。

 

正解は、「ダメ」です。

石油ストーブをつけっぱなしのまま外出したら、火事になる可能性が高いです。

例え歩いて5分のコンビニへ行くというようなちょっとした外出でも

石油ストーブはつけっぱなしにはせず、消してから行きましょう。

 

でも、なぜ石油ストーブはつけっぱなしにしてはいけないのでしょうか。

それは石油ストーブが「灯油という油を燃やして燃えているのと同じだから」です。

 

家の中で焚火をしていると考えてください。

 

煙や炎が出ないのでそう感じませんが、

パチパチと火が燃えていて、その火の周りにカーテンやカーペット、紙製品など

燃えやすい物が散乱している部屋を放置して「大丈夫」と言えますか?

 

言えませんよね。

 

実際石油ストーブで起きた火事の事例を見てみましょう。

 

洗濯物を乾かすつもりで石油ストーブの近くに濡れた衣服を置いていたら、

衣服が乾いた後に衣服についていた金具が熱せられてそこから燃えた。

 

テーブルに置いていた書類が何かの拍子に落ち、石油ストーブに触れて燃えた。

 

夜に石油ストーブをつけっぱなしで寝ていたら寝相で布団を蹴飛ばして

石油ストーブに上に被せてしまい、そこから燃えた。

 

このように、身近な物から火が付き火事が起きています。

 

これらは全て、最初は小さな火です。

もし石油ストーブから何かに火がついても、この時点で気づけばすぐに消す事ができます。

 

しかし、外出していてそこに人がいない、もしくは火の消し方が分からない

子供やペットしかいないというような状態だと火は瞬く間に大きくなり

大火事になってしまいます。

 

石油ストーブは周りに燃えやすいものが多いので、石油ストーブをつけっぱなしのまま

外出するのはやめましょう。

 

こんな時も火事に注意!

ではここで、家にいても火事になりやすい石油ストーブの扱い方を紹介します。

 

火がついたままの石油ストーブのタンクに直接灯油を給油する。

→すぐ灯油を補給したいからと言って、タンクを石油ストーブから出さない、

しかも火がついたままの石油ストーブに灯油を入れようとする人がたまにいます。

 

しかし、これは大変危険です。

 

灯油を補給する時はかなりの確率で灯油がタンクの外にも飛び散りますが、

灯油は非常に燃えやすいので石油ストーブに火がついているとその火に引火して

一気に燃え上がります。

 

石油ストーブの中には灯油が入っているでしょうから、

これらすべてに引火してしまうと素人が自力で消すのはとても難しくなります。

 

面倒ですが、石油ストーブに灯油を補給する時はまず石油ストーブのスイッチを切り、

そしてタンクをはずし、石油ストーブから離れたところで給油してください。

 

洗濯物を乾かす為に、石油ストーブの上に洗濯物を吊るす。

→これも大変危険です。

 

温かい空気は上に行くので洗濯物を石油ストーブの上に吊るせば確かに乾くのは

早いですが、何かの振動などで洗濯物が石油ストーブの上に落ちた場合、

多少濡れていても衣類はすぐに燃え上がります。

 

これがTシャツ1枚だけでなく、例えば洗濯バサミがたくさんついている

物干しハンガーだとさらに大変な事になります。

 

石油ストーブで洗濯物を乾かすという使い方は、デメリットが大きすぎて不向きです。

石油ストーブの周りには、燃えやすいものは置かないようにしましょう。

 

石油ストーブの初期消火の方法は?

ではもし、石油ストーブが燃えてしまったらどう対処すればいいのでしょうか。

 

基本的に、燃えた火が天井まで伸びたら素人は逃げるしかないとされています。

という事は逆に、それまでだったら自分で対処する事もできるんです。

 

火事になるきっかけの小さな火を消す事を、初期消火と言います。

 

初期消火が失敗するか成功するかで、

ボヤで終わるか大火事になるかどうかが決まるのでかなり大事な動きになります。

 

では、石油ストーブが燃えた場合の初期消火はどうすればいいのでしょうか。

 

石油ストーブから火が出た場合、まずはバケツに冷たい水をたくさん溜めて、

石油ストーブの真上から一気に水をかけてください。

 

燃えているとつい怖気づいてナナメから投げつけるように水をかける事もありますが、

ナナメから水をかけると灯油が飛び散る事があり、さらに火事を誘引させる事があります。

 

また、灯油が周りに漏れ出していて燃え広がりそうな場合は、

毛布や布団などどっしりした布をお風呂場のシャワーなどを使ってしっかり濡らし、

それを石油ストーブの上に被せてください。

 

水で冷やすのと同時に空気を遮断させる事で、燃焼を食い止める事ができます。

 

こうする事で火を消す事ができます。

もし「あっ!」と気づいたら、やってみてくださいね。

 

もし危ないようなら無理はせず、周りに知らせて逃げましょう。




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石油ストーブの消し忘れを防止するには?

石油ストーブの危険性については分かったかと思います。

 

ただ、「石油ストーブを消して外出しなきゃ」と頭では分かっていても

うっかり忘れてしまう事もありますよね。

 

でも「うっかり」で家1軒を燃やしてしまっては笑い話になりません。

そこでここでは、いくつかの石油ストーブの消し忘れ防止方法を紹介します。

 

1.外出前に指差し確認

意外に有効なのが、車掌さんがよくやっている「指差し確認」です。

 

外出する前に石油ストーブの前に立って、「石油ストーブ消火OK(言葉は何でもいいです)」

と声に出して言うようにしましょう。

 

一度しっかり目で見る事で確実に消火を確認する事ができますし

声に出す事で「本当に消したんだな」と自分の頭に刻む事ができますので

外出してから「あれ?私本当に石油ストーブ消したっけ?」と不安になる事もありません。

 

うっかりが多い人は、ぜひやってみてくださいね。

 

2.外出前は早めに消す。

余裕を持って準備していても、直前になって色々とする事を思い出して

結局バタバタしてしまうのが外出あるあるですよね。

 

ただそうなると、外出の事で頭がいっぱいになって

石油ストーブの消し忘れが多くなります。

 

ですから外出する時は、早めに石油ストーブは消すようにしましょう。

例えば外出前に1時間前には石油ストーブを切る、など自分でルールを作るといいですね。

 

石油ストーブしかない人は寒いかもしれませんが、

直前まで石油ストーブをつけていて結局消し忘れて外出し、途中で思い出して

引き返す、もしくはボヤ騒ぎを起こしその処理に追われるという手間を考えると、

先に消していた方が楽ですよ。

関連記事:こたつのほこりで火事になる?掃除方法について詳しく解説!

石油ストーブをうまく使うには?

色々と石油ストーブの危険性については書きましたが、

そうは言っても石油ストーブにはエアコンの暖房にはない情緒的な温かみがありますよね。

 

石油ストーブの熱に当たっていると、心までじんわりと癒されていきます。

 

そこで最後に、石油ストーブをできるだけ長く心地よく使う為に、

灯油を節約する効率的な石油ストーブの使い方について説明します。

 

1.窓に断熱シートを貼る。

冬になると、部屋の中を温めようとしても窓の周辺だけは冷たいままな事が多いですよね。

 

石油ストーブがいくらがんばっても、窓の冷気が外からどんどん伝わってきたら

あまり意味がありません。

 

そんな時は、窓用の断熱シートが便利です。

 

断熱シートを貼れば簡単に窓の冷気を遮断する事ができますので、

石油ストーブでも部屋全体を温める事ができますし、

石油ストーブをつけっぱなしにしなくても温かさが持続します。

 

断熱、結露、紫外線、目隠し全てOKなオールマイティ断熱シート

 

断熱シートでおすすめなのが、こちらです。

 

こちらは3層構造シートになっており厚さも4mmあるので

しっかり外を遮断して中の熱を守ってくれますよ。

 

さらにこちらの断熱シートが凄いのは、断熱だけでなく冬にありがちな結露も

防止してくれる事、また夏に困る紫外線もカット、さらに目隠し効果もある事なんです。

 

1枚のシートで1年中オールマイティに使えるシートなので

かなりコスパの高い断熱シートになっています。

 

貼り方ですが、こちらは裏に跡が残らない糊がついていますので何もつけずにすぐに窓に

貼る事ができますし、勿論貼り直しも可能です。

 

また断熱シートに珍しくこちらは柄が7種類と豊富なので、

オシャレ感覚で選ぶ事もできますよ。

 

石油ストーブを最大限に利用したい方は、

ぜひこちらの断熱シートを使ってみてくださいね。

関連記事:こたつの電気代はつけっぱなしだと高い?節約する方法は?

2.サーキュレーターを使う。

石油ストーブは元々「一点集中型」なので、一か所を温めるのは得意ですが

全体を温めるのは苦手です。

 

しかし、空気を循環させるサーキュレーター組み合わせるとうまく部屋全体に熱を

行き渡らせる事ができます。

 

石油ストーブで温められた熱が、サーキュレーターを通してグルグルと部屋の中を

循環すれば次第に部屋の温度も上がっていき、全体がぽかぽかとしてきます。

 

サーキュレーターは家電の中では安い部類に入るので、

ぜひ石油ストーブと一緒に使ってみてください。

 

細かく動くサーキュレーターで部屋の空気を循環♪

 

石油ストーブと一緒に使うなら、こちらのサーキュレーターがおすすめですよ。

 

こちらのサーキュレーターは上下左右の首振り機能付きで

満遍なく部屋の空気を循環させてくれますし、タイマーも付いているので

セットすれば自動で運転を停止してくれます。

 

中には「扇風機など機械が出す風が苦手」という人もいると思いますが、

こちらのサーキュレーターは風量が8段階もあり、

自然に近い風から強めの風まで好みに合わせて細かく設定をする事ができます。

 

機械が出す風が苦手な人は、一番弱にすれば体の負担を少なくして

石油ストーブの熱を全体に行き渡らせる事ができますよ。

 

また、上部にハンドルがついていて持ち運びも楽になっています。

 

見た目も小さくてかわいらしいので、ぜひ石油ストーブとセットで使ってみてくださいね。




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関連記事:マンションの寒さ対策!窓や床の防寒方法を詳しく解説!

最後に

石油ストーブはなんとも言えない温かさがありますよね。

ただ、石油ストーブは火を扱っているので取り扱いには注意が必要です。

 

特に石油ストーブをつけっぱなしで外出なんてすると火事を起こす可能性が高いので

必ず消してから外出するようにしましょう。

 

また頭では「つけっぱなしで外出しない」と分かっていても消し忘れをする事もあるので

自分なりの対策をして石油ストーブとうまく付き合ってくださいね。



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