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お店で買ったキウイが当たりだった、外れだったという経験はありませんか。
産毛のような毛の生えたキウイは、見た目で美味しさが分からないので
安売りでたくさん買ったけど、食べてみたら美味しくなかったということもよくあります。
これはメロンと同じく、まだ熟していない状態だったことが大きな理由です。
野菜や果物は、収穫する時に未熟な固い状態のものを選んで出荷することがほとんどです。
これは収穫しても野菜や果物は呼吸をしているため、
完熟してから収穫してしまうと、時間の経過と共に腐ってしまうからです。
トマトなどが青いものが多いのは、そういった理由によります。
また収穫する時期になっても、完熟しない果物もあります。
メロンやキウイ、アボカドやマンゴーといった南国のフルーツの多くはそうで、
熟した状態にするため、追熟といって室温で数日保存して熟すのを待ちます。
ただ追熟したまま忘れて放置していると、いつの間にか柔らかくなってしまいます。
中が見えないので、完熟して食べ頃なのか、腐っているのか判断が難しいですよね。
特にキウイは、柔らかいものの方が甘味が増して美味しいのですが、
いつの間にか中身が傷んでしまうこともあるため、注意が必要です。
今回はキウイの食べ頃の柔らかさと、腐ってしまった時の柔らかさには、
どんな違いがあるのか、また腐った時の臭いや判別方法を詳しくご紹介します。
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Contents
キウイは腐ると臭い?その判断方法は?
キウイは他の果物と同じように、腐ると異臭がしますが、
腐る前に表面にカビが生えるなど見た目に変化が現れます。
実はキウイは収穫したばかりの時は固く、
収穫から1週間から2週間過ぎないと美味しくなりません。
そのためお店で買う場合は、熟していないものが混じっている可能性があります。
ただし室温でも放置していると追熟が進むため、
夏場など気温が高いと、1週間ほどで腐ってしまいます。
また熟していないのに悪臭がすることもあります。
これはキウイが低温障害を起こしている時や、
汁を吸う虫が入り込んだり、噛みついたりすることで中が腐っている時です。
熟していて腐っていなくても強い臭いが出ることもあるため、
一概に臭いから腐っているとは判断できません。
食べない方がいいキウイの状態とは
・表面にカビが生えている
キウイは酸味が強いため、腐りにくい果物です。ただ水分が多いため、腐る前にカビが生えることがあります。
・表面がべたべたしている
中が発酵して腐り始め、中の汁が外に染み出していることで、触るとべたつきます。
・表面がしわしわになっている
水分が抜けてしまっている状態です。買った時に皮に傷があると、だんだんとそこから水分が抜けてしまいます。
・表面が変色している
中が腐っていると、表面の色が一部だけ黒くなったり茶色くなったりと変色します。
腐ったような臭いと共に、
上記のような変化が見られる時には、食べるのをやめておきましょう。
また食べた時に味がおかしいと感じた場合も、食べるのはやめましょう。
酸味が強かったり、アルコールのような苦みがある場合は、腐り始めています。
胃腸が弱い人や、子供やお年寄りはお腹を壊しますので食べさせないようにしましょう。
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キウイは腐ると柔らかい?食べ頃を柔らかさで判断する方法
買ってきたキウイをまとめて袋に入れていると、
皮の臭いが強く感じられることがあります。
キウイの表面を覆っている皮は、キウイの果実を守るためのものです。
店頭で販売されているキウイの多くは輸入品なので、
農薬などで殺菌してから箱に詰められた状態で輸送されており、
店頭で購入した時に、臭うことが多いのです。
こういった場合、洗えば臭いはほとんど気にならなくなります。
ただしいくつものキウイをまとめてビニール袋に入れて、
追熟させると、袋の中で臭いの逃げ場がなく、袋を開けた時にまた臭いが強くなります。
追熟させる場合は袋に小さな穴を開けるようにすると、臭い防止になります。
キウイが食べ頃かどうかは、手で持って判断します。
こちらでも紹介されていますので、参考にしてみてください。
柔らかいキウイの方が酸味が少なくて甘いのですが、
この状態を見極める場合は、
キウイの頭(へたの部分)とお尻の部分を指ではさんで持ちます。
ちょっと力を入れて、柔らかさ具合を確かめます。
キウイは真ん中の白い部分が一番甘いため、ここが柔らかいとほぼ完熟の状態なのです。
ただし柔らかくても、ぐずぐずした状態であったり、
汁がもれている場合は注意が必要です。
柔らかい部分を取り除けば食べられないこともないのですが、
悪臭がある、また汁が酸っぱいといった時には、食べない方がいいでしょう。
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キウイを腐らせないために知っておきたい保存可能な期間
キウイが熟する期間については、
天気や温度なども関係するため、目安となる期間を覚えておくようにしましょう。
まとめて店頭に並んでいることも多いキウイですが、
買ってすぐに食べられる状態のもの、追熟が必要なものとがありますので、
まずは全部袋やかごから出して確認しましょう。
熟していないキウイは常温保存、熟しているキウイはチルド室がおすすめです。
キウイは15度から20度の間で追熟しますが、
20度を超えると熟すのが早まるため、腐りやすくなります。
夏場は、日の当たらない風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
熟しているキウイは、0度前後で保存するのがおすすめです。
0度以下は低温障害を起こしてしまうため、味が落ちてしまいます。
野菜室でも保管はできるのですが、少し温度が高いため、長く保存できません。
熟したら冷やしてすぐに食べるようにしましょう。
参考に冷蔵庫内の温度をご紹介します。
・冷蔵室 3度から6度
ただしドアポケットは外気に触れやすいので、6度から9度ぐらいになります。
・チルド室 0度から2度
凍らない温度なので冷凍したくないもの向けです。
・野菜室 3度から8度
・冷凍室 マイナス20度からマイナス18度
この他、冷蔵庫によってはマイナス1度の氷温室(凍る直前の状態で保存)、
マイナス3度からマイナス1度の微凍結が可能なパーシャル室もあります。
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キウイの追熟にはどれぐらいかかる?
キウイが熟すのに最適な温度は15度から20度ですが、
収穫してから間が開いているのとそうでない場合とでも、熟し方は変わってきます。
ただし自家製のものはともかく、
お店で買ったものはいつ収穫されたものか分かりませんので、以下の日数を目安にします。
・夏場の場合
5日から1週間程度で完熟することが多い。気温が20度を超えると4、5日で完熟する。
・冬場の場合
2週間から1週間ぐらいだが、気温が低いとなかなか完熟しない。
早く追熟させたい場合は、ビニール袋にリンゴと一緒に入れましょう。
リンゴはサンふじやフジより、ジョナゴールドや津軽などがおすすめです。
追熟されるエチレンガスがもれてしまいますが、袋に穴を開けておくと
臭いがこもらなくなります。
バナナや桃でも追熟は可能ですが、エチレンガスがよく出るのはリンゴなので、
急いで追熟したい時にはリンゴを使いましょう。
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キウイが腐る臭いを出させないための保存方法は?
キウイの臭い臭いを出させないためには、密封をしないことが一番です。
キウイの追熟は、リンゴを使わなくても室温で置いておくだけでできますので、
一つずつキッチンペーパーなどで包んで、ビニール袋に入れ、
風通しのいい冷暗所に置いておくだけでかまいません。
ただしこの時に袋に穴を開けておかないと、
熟したキウイの臭いがこもり、悪臭となってしまいます。
また熟したキウイを冷やす時にも、ビニール袋に密封して保存すると、
同じように袋に臭いがこもってしまいます。
腐っているわけではないのですが、袋を開けた時にちょっと辛いことになります。
これを防ぐには、追熟は室温で行い、入れる袋には穴を開けておく、
そして熟して冷蔵庫に入れたら早めに食べてしまうことがおすすめです。
ビニール袋に穴を開けて冷蔵庫で保存すると、
エチレンガスが庫内に充満してしまい、葉物野菜などはしなびてしまいます。
逆に穴を開けずにキウイを入れて冷蔵庫に入れると、
今度は袋の中に水滴がついてカビの原因となってしまいます。
熟していないキウイなら、袋に穴を開けなくても追熟が進まないので問題ありませんが、
熟したキウイは保存よりも冷やすことを優先するだけにしましょう。
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柔らかいキウイだと、上手く皮がむけずにぐずぐずになってしまいがちです。
そんな時におすすめしたいのがキウイカッター。
包丁がなくてもきれいに中身だけをカットして取り出せます。
カットできるミニナイフも付属しています。
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関連記事:パイナップルは腐るとどうなる?カビや臭いなど見分け方について詳しく解説!
最後に
冷蔵庫にしまっていたキウイを出してみた時に、
いいようのない臭いがした場合、腐っているのかそうではないのかを見分ける方法を
ご紹介しました。
安くて美味しいキウイですが、たくさんある中で食べ頃のものとそうでないものとがあり、
どう保存していいのか悩んでしまいますよね。
今回ご紹介したポイントをチェックして、まだ大丈夫だったのに捨ててしまった!
という失敗がないよう、美味しくキウイを味わってくださいね。
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