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冬の定番でもあるおでん。
コンビニによっては、一年中置いているというところもあるなど、
ちょっとした軽食代わりにもおなじみです。
ただ家庭でおでんを作ると、
入れる具材が多いためどうしても1日で食べきれなかったりしますよね。
食べる度に加熱をしているから大丈夫、と思っていたら、
なんだか酸っぱいような変な味がしてびっくりすることがあります。
火をしっかり通していても、やはり時間と共に食べ物は悪くなってしまいますし、
おでんも例外ではありません。
そこで今回は、おでんは腐るとどうなってしまうのか、
また腐らせないための最適な保存方法について、詳しくご紹介します。
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Contents
おでんはどれぐらい日持ちする?常温で保存しても大丈夫?
冬の定番料理であるおでん。
色々な具材を煮込んで作るため、一度作るとなかなか食べきれませんよね。
それでもおでんはしっかりと出汁で煮込んだ方が、味もしっかりと染みこむので、
正しい保存の仕方を守れば、1週間程度保存することは可能です。
ここで覚えておきたいのは、「菌は水分の多い場所で繁殖しやすい」ということ、
そして「室温が30度から40度になるとさらに菌が増殖する」ということです。
何もしなくても部屋の温度が上がってしまう夏場は、
室温で保存していると数時間で腐ってしまいます。
冬場でも室温が5度以下であれば、2、3日室温で保存できますが、
暖房などが入っていて、室温が高い部屋で保存すれば夏と同じようにすぐ腐ります。
暖房を入れていなくても、室温が5度を超える場合は、1日か2日が限度です。
ただし5度以下というのは、かなり寒い状態です。
最近の家は気密性が高い家が多く、
昔の家のように温度がかなり下がる部屋は少ないため、
何もせずただ置いておくだけの保管方法は危険といえます。
繁殖してしまう菌を死滅させるためには、
70分以上の温度で、1分以上加熱することが必要です。
室温で保存するためには、1日1回以上の加熱が必要だということになります。
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おでんは腐るとどうなる?酸っぱい味?泡が出る?
おでんの具材は、傷みやすいものが結構多いため、
長く保存すればそれだけ傷んでしまう可能性が高くなります。
常温だとフタを開けた瞬間に、危険な臭いがしますので分かりやすいのですが、
冷蔵庫や寒い場所に保存していると、臭いが分かりません。
「大丈夫かも?」と加熱をして食べてみたら、
なんだかおでんなのに、おでんではない味がするということもあります。
うっかり食べてしまって食中毒になってしまったら、
うっかりどころか大変なことになりかねません。
保存を始めたら、必ず以下のことをチェックするようにしましょう。
・酸味のある臭いがする(臭いがいつもと違う気がする)
・酸っぱい味がする
・しょっぱい、辛くなっている
・口の中がチクチクする
・火にかけたら泡が出て臭いがする
こういった感じがした場合は、たくさん残っていても処分しましょう。
また腐り始めたおでんは、火を通しても変わりません。
食中毒になると、症状にもよりますが1週間以上入院するといったこともあるので、
もったいなくてもあきらめましょう。
また熱に強いセレウス菌やウェルシュ菌という菌も存在します。
この2つはある程度増殖しないと食中毒にはなりませんが、一度発生し、
そこが菌にとって快適な環境だと増殖してしまいます。
特に大量に作ることの多いおでんを始め、
カレーやシチューなどの煮込み料理で多く発生するため、注意が必要です。
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おでんを保存するには冷蔵庫がいい?冷凍はできる?
おでんは冬の間なら毎日加熱しながら上手に保存すれば、
1週間程度美味しく食べることが可能です。
そこでおでんの正しい保存の仕方をご紹介します。
おでんを常温で保存するには
冬場であれば、ある程度気温が下がっていますので、室温でも保存は可能です。
この場合、鍋のフタはきちんとして、
直射日光が当たらず、温度変化の少ない部屋で保存します。
暖房が入っている部屋での保存は厳禁です。
菌はどこから入ってくるか分かりませんので、
できるだけ人の出入りがない場所で保存しましょう。
おでんを冷蔵庫で保存するには
菌を増殖させない、また入れないためには冷蔵庫での保存が一番安全です。
毎日1回プラス食べる前に再度加熱します。
これで1週間程度は保存可能です。
1日に1回加熱するのが難しい場合は、3日以内に食べきってください。
鍋ごと入れるのが一番簡単ですが、
それが難しい場合には、具材と汁を分け、小分け容器に入れて保存します。
卵など具材によっては、電子レンジで温めると爆発の危険もあるので、
面倒でも必ず鍋に入れ替えて加熱するようにしましょう。
常温の場合でも冷蔵庫の場合でも、
加熱すると水分が飛び、汁がだんだん減ってきます。
味を見ながら継ぎ足すようにしましょう。
またおでんは卵や芋類、こんにゃくや大根、厚揚げなど水分の多いものは、
冷凍すると食感が変わってしまうので、冷凍庫での保存はおすすめしません。
汁は冷凍保存可能なので、具だけは早めに食べるようにしましょう。
さらにこれはおでんに限らず基本ですが、
常温の場合も冷蔵の場合も、粗熱をしっかり取ってから保存します。
フタを開けておくと早く冷ませますが、雑菌も入りやすいので、
水おけやシンクに水をためて、流水で鍋を冷ますのがおすすめです。
可能であればおでんが一番美味しくなる2日目までは室温で保存し、
3日目以降は小分け容器に移し替えて冷蔵庫で保存するのが、
最後まで美味しく食べられる保存方法です。
夏場の場合は火を通していても、室温で保存はできません。
食べきれない場合はすぐに冷まし、冷蔵庫で保存しましょう。
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食べきれない時には腐る前に別料理にアレンジしよう
おでんはどうしても具材が多くなるので、大鍋で作ることから、
4人家族でも食べきれないほどの量ができてしまいます。
それでも作るのが簡単なのと、美味しいので冬場は何度も作ってしまいますよね。
それでも具材はそこそこ食べきれても、
どうしても残ってしまうのがおでんの汁です。
具材の美味しさが染み出しているので、捨ててしまうのはもったいないですし、
汁だけなら余っても冷凍庫で保存できるので、
アレンジ方法をご紹介します。
冷凍しておいた場合は、冷蔵庫で半日から1日かけて解凍すると
すぐ使えますよ。
炊き込みご飯に使う
普通にご飯を炊くのと同じように、汁を目盛りに合わせて入れます。
具材も一緒に入れましょう。
おでんに入っている具材は、すでに柔らかくなっているので、
もしすじ肉などを入れたい場合は、炊き上がってから混ぜるようにしましょう。
お好み焼きに入れる
お好み焼きの材料に汁を混ぜます。
入れる量は水の分量と同じです。
具材が余っている場合は細かく切って入れます。
こんにゃくなどいつものお好み焼きとは違う食感が味わえます。
和風カレーにする
豚肉を細切れに、タマネギを薄切りに切ります。
おでんの汁を2人分なら2分の1カップ、水を1カップ入れて、
沸騰したら豚肉とタマネギを煮込みます。
火が通ったら、一旦火を止めてカレールーを2かけ入れて再度煮込みます。
そのままうどんのつゆにする
うどんをゆで、別の鍋でおでんの汁を温めます。
ネギや揚げなどの具材を添えます。
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おでんなどの煮込み料理の保存には、ガラス容器がおすすめです。
臭いもつきにくいですし、汚れも落ちやすくて便利です。
こちらの容器はしっかり閉じることができるので、
汁漏れの心配もありません。
ある程度大きさもあるので安心です。
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関連記事:シチューの常温・冷蔵庫での保存期間は?保存方法も詳しく解説!
最後に
おでんの保存期間や保存方法についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
冬だけでなくちょっと肌寒い春や秋、
夏でも小腹が空くと食べたくなるおでん。
家で作ると好きな具材で作れますが、余ってしまうのが困りますよね。
今回ご紹介したように、きちんと保存をすれば1週間は大丈夫です。
美味しくできたおでんを最後までしっかり食べきれるよう、ぜひ参考にしてみてください。
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