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“ピーマン”好きですか?
子どもの頃は苦手だったけど
大人になってからは好き
という方も多いと思います。
子どもと大人で評価が
極端に分かれるピーマンですが,
食べ過ぎると腹の調子を
崩したり,頭痛を引き起こす?
という噂があることを
ご存知ですか?
そこで今回は,“ピーマン”に
まつわるこの噂について
調べた結果をまとめました。
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Contents
ピーマンの食べ過ぎは下痢や腹痛の元?吐き気や頭痛にもなる?
ピーマンは好き嫌いが
明確に別れやすい野菜ですよね。
あの独特の苦みが苦手な人にとっては
食べたくもない野菜ですし,
好きな人にとっては
あの苦みがいいんじゃない!
と思うところでしょう。
ピーマンが好きな人にとって
食べ過ぎれば体に悪いのか?
という点は気になる所です。
いっぱい食べたいけれど,
食べ過ぎで下痢や腹痛になった
という噂も聞くし
食べる量をセーブしておこう...
と,こう思った人も
多いことでしょう。
実際,ピーマンの食べ過ぎは
どんな影響があるのか
害はあるのか,調べました。
ピーマンの食べ過ぎで起こるかもしれない?“ビタミン過剰症”?
ピーマンの食べ過ぎで
起こるかもしれない影響としては
“ビタミン過剰症”があげられます。
それでも可能性がとっても
低いんですけどね...
その理由も見ていきましょう。
ピーマンの主なビタミン成分は
ビタミンC・ビタミンK,
βカロテンの3つです。
ビタミンCの取りすぎ
ビタミンCの取りすぎは
下痢を起こすことがあります。
ビタミンCは一度に
1000mg以上を摂取することで,
下痢などの悪影響が起こりやすくなります。
1食で1000mgですので,
ほぼその量をピーマンだけで
摂取するのは難しいでしょう。
青色ピーマンでは
1食に10個以上を食べれば
可能性はある...レベルです。
赤色や黄色ピーマンは
青色ピーマンよりも
ビタミンC含有量が多いので
10個食べれば可能性がある,
くらいには可能性が上がります。
ビタミンKの取りすぎ
ビタミンKの取りすぎは
ほぼ考えられないのですが,
取りすぎにまず注意が必要なのは
お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんです。
ビタミンKの取りすぎは
新生児の“溶血性貧血”を
引き起こすことがあります。
他にも貧血や血圧低下など
によって頭痛なども
引き起こされるでしょう。
ビタミンKの過剰摂取は
1日の摂取量の50倍の量を
摂った場合となるので,
ほぼ考えられませんけどね。
ビタミンKの取りすぎの
可能性が考えられるのは,
普通の食事以外に
サプリメントでビタミンKを
飲んでいる場合などです。
βカロテンの取りすぎ
βカロテンは体内で必要に
応じてビタミンAとなります。
確かに,ビタミンAは
取りすぎによる悪影響として,
腹痛や吐き気などがあります。
しかし,ピーマンに含まれる
βカロテンは“必要に応じて”
ビタミンAに変換されます。
つまり,必要以上のビタミンA
を作りだすことはないんです。
そのため,ピーマンの
食べ過ぎによって
ビタミンAの取りすぎと
なることはありません。
ここまで説明したように,
ピーマンの食べ過ぎによって
ビタミン過剰症になるのはなかなか
難しいことが分かりますね。
“ピーマンの食べ過ぎ”で
何か影響を受けることは
ほぼ考えられないでしょう。
それでは,その他に考えられる
ピーマンの影響を見ていきましょう。
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ピーマンでアレルギーを引き起こす可能性も?
ピーマンが原因で影響が
出るといえば,ピーマンには
アレルギーを引き起こす
成分が含まれているという話もあります。
この話は,ピーマンなど
ナス科の植物に含まれている
“アルカロイド”という
成分のことでしょう。
アルカロイドという成分は
劇薬品や麻薬などにも使われる成分で,
アヘンやタバコモルヒネにも
アルカロイドが
含まれているそうです。
実際,植物に入っているものは
そこまで強烈でないにしても
少しの倦怠感や下痢などは
起きることはあるようです。
最近ちょっと調子が悪い...
という場合,ナス科の野菜を
食べるのを控えてみても
良いかもしれません。
ちなみに,
ピーマンのほか,ナスはもちろん
トマト,唐辛子なども
ナス科の野菜に分類されます。
なかなか調子が戻らない
場合などは,野菜の種類に
気を付けるのも良いでしょう。
ナス科の野菜には,
アルカロイドのほかにも
レクチンやサポニン,
カプサイシンなども
含まれています。
それらの成分が悪く作用
していることも考えられます。
これらの成分は摂取すると
“リーキーガット”と呼ばれる
症状を引き起こしやすいです。
本来は腸で排出される有害物質が体内に
入り込みやすい状態になってしまうのです。
また,レクチンは多くの野菜にも
含まれてはいるのですが,
ナス科の野菜が持つ
レクチンに特徴的な面があり,
体内で悪影響を及ぼしやすいです。
熱に強い・消化が悪い・
腸壁の細胞に引っ付く...
特にトマトのレクチンは
血液内に入りやすく
リーキーガットが起こる
可能性が高いです。
結果,アレルギー体質の人は
ピーマンを食べることで
体に悪影響を及ぼす
可能性があることになります。
アレルギー体質の人は
ピーマンに限らず
ナス科の野菜を食べるときは
注意が必要ですね。
お腹の調子が悪いときは
ピーマンは避けた方が良いでしょう。
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ピーマンの健康効果と影響まとめ
ここまで,ピーマンを食べることによって
引き起こされるかもしれない
影響をまとめましたが,
やっぱりピーマンは
両黄色野菜でもあって
健康に良い効果があるので,
親御さんはお子さんが
好きにならなくてもいいから
食べてほしい...
という思いがあるでしょう。
ピーマンが嫌いな子どもは
あの苦み・香りが苦手,
という理由が多いです。
あの独特な苦みは冷凍する
ことによって除去できます。
冷凍したピーマンは
解凍すると食感が
気持ち悪くなってしまい
食感で嫌いになる可能性があるので,
解凍せずにそのまま
煮物や炒めるなど
加熱調理しましょう。
ピーマンの栄養成分は
摂りすぎは体に悪いとは言っても
ビタミンCやビタミンK
βカロテンは豊富に含んでいて,
そのほかにも体に良い
成分も盛りだくさんです。
色々な成分の相乗効果も
多く期待できます。
ビタミンCの酸化を守り
吸収を助けるビタミンP,
抗酸化作用のビタミンCと
老化防止のビタミンE,
これらはそれぞれ相乗効果を
生み出して働きます。
また,ピーマンの苦みの元である
ピラジンやクエルシトリン
という成分は,高血圧予防や
血栓予防,抗うつ作用などの働きがあります。
そしてクロロフィルという成分は
コレステロールの吸収を防ぎ
体外排出の働きと血液浄化の働き
を持っています。
これらの成分は主に
ピーマンのワタや種に多く含まれています。
そのため,ワタや種を取らずに
食べる人もいるんですよ。
種にはカプシエイトという
成分も含んでいて,
脂肪燃焼や低体温対策にも効果的です。
食感や見た目が悪くなる
という理由があるので
あまり食べられていませんが,
栄養を摂ることを目的とするなら
全部食べることをおススメします。
ピーマンは体に良い成分も
多く含まれていて,
その上成分同士が相乗効果で
より効果を高めます。
それによる副作用・悪影響などは
食べ過ぎによるものというよりも
体質的に受け付けない人もいる,
という程度のものです。
ピーマンに限らず食べ過ぎれば
お腹が張って腹痛が起きます。
ピーマンが悪い,とか
普通の食事で口にする食べ物で
ある特定のものが悪いという
ことはあんまりないでしょう。
不調が続いたときに
もしかして...?
と食べるのを控えるようにすれば
何ら問題はありません。
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こちらのピーマンは形もハリも
良い美味しそうなものを
選んでくれています。
苦手だった人も綺麗な料理に
入っているピーマンだったら
食べてみようという
気持ちにもなりますよね。
苦手克服はやろうと思ったときにやる!
これが一番大事です。
ぜひ,この色形ハリの良い
美味しそうなピーマンで
試してみてください。
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最後に
今回は,ピーマンの
食べ過ぎは体に良くない?
についてまとめました。
ピーマンにまつわる,
下痢や腹痛,吐き気に頭痛を
起こすことがある?
という噂話を見ていきました。
ピーマンの食べ過ぎで
こういった症状を起こすとしたら,
・ビタミン過剰症ではありますが
それは量的に難しい
・アレルギー体質的に
合わない人には起こりうる
考えられるのはこの2点でしょう。
ピーマンの健康効果
についてもまとめています。
噂話に過敏にならずに
ぜひピーマンの良い成分を
存分に摂取してください。
ピーマンが苦手な人も
冷凍したピーマンで一度
試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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