生活・雑学

血液型rhプラスとマイナスの割合は?調べ方や違いについても詳しく解説!





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血液型と聞くと、A、B、O、AB型を普通は思い浮かべると思います。

しかし、採血や血液検査を行うと、

rhプラスやrhマイナスという表記もされていますよね。

これは一体何を意味しているのか、ご存じですか?

 

血液型の分類で最も知られているのが「ABO式分類法」というものです。

輸血などをする時には、これらの型が合っていなければ基本的にはできません。

もし間違えると、命に関わる深刻なトラブルが起こってしまいます。

 

しかし、その昔「ABO式分類法」では正しかったのにトラブルが起こった例があり、

そこで確立されたのが「rh式分類法」というものでした。

実はABOだけでなくrhが合っていないと輸血ができない、ということだったのです。

 

今回は、血液型のrhプラスとrhマイナスの違いや人口の割合、

調べ方についても解説していきます。

自分のために、そして家族のためにも知っておきたい情報ですよね。

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血液型rhプラスとrhマイナスの違いとその割合

まずは、ABO式分類法について少し触れておきます。

「ABO式分類法」というのは、

血中の赤血球の表面にある糖タンパク質の型によって4つに分けられています。

ちなみに日本人の血液型の割合はA型40%、B型20%、

O型30%、AB型10%となっています。

さらにそこからrh式分類法が加わり、血液の型が分けられるのです。

 

それでは、rhプラスとrhマイナスの違いについて見ていきましょう。

違いは、「rh抗原」の有無になります。

ちなみに、rhとは、Rhesus monkeyの略で、

血液型の実験用に使われていたアカゲザルの略称のようです。

 

rh抗原はC、c、E、e、Dという種類がよく知られているのですが、

rhプラスやrhマイナスという表現はこれらのうちの「D抗原」があるかないか、

という違いで決められています。

ちなみに日本人での割合は、rhプラスが99.5%、rhマイナスが0.5%と、

極端にrhマイナスの割合が少なくなっています。

 

というのも、実はrhマイナスは古来の日本人にはない血液型だったのです。

それがどのようにして日本人にも生まれたのかというと、

昔オランダから出島経由で移住してきたバスク系の人が

rhマイナスの血液を持っており、そこから流入してきたと考えられています。

 

D抗原を持たないrhマイナスの人にrhプラス型の輸血をしてしまうと、

溶血、血液の凝集、ショックなどの深刻な症状を起こす可能性が高く、危険です。

また、rhマイナスの女性がrhプラスの胎児を妊娠すると、

流産や病気の原因にもなってしまいます。

これを血液型不適合妊娠というのですが、

特に問題となるのが2人目以降の子供を妊娠するときです。

 

rh抗原に対する抗体を持っている母親がrhプラスの子供を妊娠すると、

母胎で抗体が反応し、子供が持っているrh抗原を攻撃してしまいます。

そうすると、胎児新生児溶血性疾患という病気を招いてしまうことがあります。

初めての妊娠で胎児新生児溶血性疾患になる可能性は約1.7%と言われていますが、

2人目、3人目になるにつれてそのリスクはどんどん上昇していきます。

 

血液型は両親の型の遺伝によって決まりますので、

事前に自分の型をrhまで含めて把握しておくことが大切になります。





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血液型の調べ方!rhマイナスのデメリットってある?

血液型の調べ方は、当然ですが採血です。

赤血球に含まれているrh抗原を調べることで明らかになります。

昔は新生児や子供であれば耳たぶから採血する調べ方もありましたが、

正確性に欠けるということで、最近では腕や手の甲から採血する調べ方が一般的です。

ちなみに、採血以外の正確な調べ方は基本的にはありません。

 

検査の目的としては、主に輸血を必要とされる場合や、

妊娠したときの母子間の血液型不適合に供えるためということになります。

検査を行わずに輸血を行いrhの型が交じり合ってしまうと、

輸血の際に副作用が起こり命を失う危険性もあるので、

事前にしっかりと検査する必要があるのです。

 

特に、妊娠中に胎盤が剥がれたり、分娩後に子宮が正常に収縮しなかったりすると、

大量出血の可能性もあり、緊急輸血が必要になる場合もあります。

その時に初めて調べるのでは遅いですから、

万が一に備えて、血液型の判定をしておくのです。

 

日本人では割合がとても少ないrhマイナス型ですが、

それに伴うリスクはあるのでしょうか。

血液型として珍しいrhマイナスとはいえ、

rhプラス型と比較して特に身体的な違いはありません。

病気になりやすいということもありませんので安心してください。

 

しかし、注意しなければいけないのが、輸血です。

交通事故など緊急事態で多量の輸血が必要となった場合に、

rhマイナス型の輸血が不足してしまうという状態が起きてしまう可能性があります。

前述したように、rhマイナスの割合は0.5%とお話しましたが、

その中でもA型rhマイナスは0.2%、B型は0.1%、O型は0.15%、

AB型は0.05%となっており、AB型のrhマイナス型は極端に少ないとされています。

仮に日本人が10000人集まったとしても、

AB型マイナスの方は5人しかいないという計算になります。

 

いま現在、日本でrhマイナスの血液が不足して輸血ができないという状態は

あまりないようですが、あなた自身がもしrhマイナス型とわかっているのであれば、

積極的に献血などを行い、社会に貢献するのもいいかもしれません。

あなたの血液が誰かの命を救うことになりますし、

結果的に自分の命も救うことにつながると思います。

 

また、女性が妊娠した場合に、

rhマイナスの型の場合は注意が必要であるとお話しましたが、

現在では、抗Dグロブリンと呼ばれる予防薬もありますので、懸念する必要はありません。

しっかり検査をして予防対策をとることで、

安全に妊娠出産することができる体制が整ってきているのが現状です。





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こちらはABO式、rh式の血液型が表示された

アイロンで簡単に付けることができるワッペンになっています。

7.6cm×5cmと小さめサイズなので、

肩や胸元のワンポイントにおすすめです。

 

ジャケットや帽子、手持ちのバッグなど普段使用するものに付けておくことで、

万が一事故に遭ったときなどに

他人に自分の血液型を気づいてもらえるサインになります。

また、小さいお子さんの持ち物につけておくのもいいかもしれませんね。

 

臨床と血液型

臨床と血液型 普及版

血液学や輸血学、法医学の三者が連携してまとめた、

臨床に必要な血液型の知識とその応用の書籍となっています。

学生の教科書にも好適で、医療の世界を目指している学生や、

いま現在医療機関で働いている方にもおすすめの書籍です。

 

内容としては、輸血における血液型や輸血の副作用、合併症対策、

血液型の抗原、抗体の調べ方まであらゆる基礎知識をこの1冊で学ぶことができます。

正しい知識を身につけることで、必ず臨床で役立てることができるはずです。





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最後に

自分の血液型を知ってはいるけど、

rhプラスかrhマイナスということまでは知らないという方もいると思います。

普段なかなか調べる機会はないかもしれませんが、

自分の血液型の型を把握しておくことは大切なことです。

 

緊急事態のときにその輸血が原因で重篤な病気を招いたり、

命を失うことも考えられます。

これを機に一度、血液検査をして、

自分の健康状態も含めて調べてみるのもいいかもしれませんね。

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