ニュースや新聞、カレンダーなどで、

季節を表す言葉を目にしたり、耳にしたりする機会は多いでしょう。

夏至や冬至は馴染みが深いですよね。

 

春至、秋至という言葉はありませんが、

春や秋には春分、秋分があります。

春分・夏至・秋分・冬至、四季それぞれにあるこれらの日にちは

一体いつなのでしょうか?

また、違いは何なのでしょう?

 

今回は春分・夏至・秋分・冬至について、違いや日にち、

更にこれら4つをまとめて何というかもご紹介します。

 

この記事を読めば春分・夏至・秋分・冬至が決められる基準や、

4つの日について詳しく知ることができますよ。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


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春分・夏至・秋分・冬至の日の違いは?まとめて何という?

まずは春分・夏至・秋分・冬至の違いについてです。

これらは「太陽の角度」によって決められます。

詳しく説明していきますね。

 

まず、太陽がほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈む日を

天文学では「分点」と言います。

分点は春と秋に1回ずつやってきます。

これが「春分」と「秋分」です。

 

また、太陽から地球までの距離が最も長くなる地点を「至点」と言います。

至点は同時に、地球の太陽に対しての傾きが

最も大きい地点でもあります。

これが6月後半頃と12月後半頃にある「夏至」と「冬至」です。

 

「分点」が関係するから「春分」と「秋分」、

「至点」が関係するから「夏至」と「冬至」なのですね!

 

ちなみに、それぞれの太陽の角度は

 

春分:0度。地球の真横から日が当たり、昼夜の長さがほぼ等しい。

夏至:90度。垂直に近いので、高度から日が当たる。昼が最も長い。

秋分:180度。地球の真横から日が当たり、昼夜の長さがほぼ等しい。

冬至:270度。水平に近くなるので太陽が低い。夜が最も長い。

 

というようになっています。

角度の違いが生まれる理由としては、

地球自体が少し斜めに傾きながら回り、

更に回転しながら太陽の周りをゆっくり回っていることが挙げられます。

 

とはいえ、実際は大気の差など様々な要因により

春分と秋分に昼夜の長さが等しくなることはほぼありません。

 

また、これら4つの日にちは固定されているわけではなく、

その年によって1、2日変わります。

何故かと言うと、地球は1年かけて太陽の周りを1周しますが、

厳密に言うと1年+約6時間…

この約6時間のズレが、日にちのズレに繋がるのですね。

 

ちなみに、約6時間のズレを修正するために存在するのが、

4年に1回の「閏年(うるうどし)」です。


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春分・夏至・秋分・冬至、4つまとめて何という?

春分・夏至・秋分・冬至、4つをまとめて

「二至二分」と言います。

読み方は「にしにぶん」です。

 

書いてそのまま、夏至と冬至で「二至」、

春分と秋分で「二分」。

両方合わせて「二至二分」です。

 

ちなみに二至二分の4つの日は「二十四節気(にじゅうしせっき)」の1つ。

「二十四節気」とは中国の古い時代に、太陽の動きを元に作られました。

 

天球上で太陽が移動する道のことを「黄道」と言いますが、

この「黄道」を24に分割して、それぞれに名前をつけたのが二十四節気。

毎年同じタイミングで同じ節気が訪れるので、

農業など天候が関係する仕事の人々には特に役立つものでした。

 

二至二分以外にも色々な節気がありますが、

これらは季節を知るための指標にふさわしく、

天候や生き物の様子を表す名前がそれぞれつけられています。

 

二至二分と共に二十四節気のなかで重要な節気とされたのが「四立(しりつ)」。

「立」がつく立春・立夏・立秋・立冬のことです。

四立はそれぞれ二至二分のちょうど真ん中にあたる時期で、

春夏秋冬、各季節の始まりの日とされていました。

 

更に、二至二分と四立、8つの節気のことをまとめて

「八節(はっせつ)」と呼びます。

八節は季節の節目なので、二十四節気の中でも特に重要視されていました。


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春分・夏至・秋分・冬至の日にちはいつ?

春分・夏至・秋分・冬至、

二至二分についてわかったところで

それぞれの日にちを詳しく見てみましょう。

 

春分とは?

春分は、前述の通り「太陽が分点を通過する瞬間の日」を指します。

春分には昼と夜の長さがほぼ同じになるのも特徴ですね。

二十四節気の4番目の節気です。

 

昼と夜の長さがほぼ同じと言いましたが、

実際は昼の時間の方が少し長いです。

 

春分が訪れる日は「春分の日」と名付けられ、

毎年3月20日、もしくは21日になっています。

 

「春分の日」は1948年、法律によって国民の祝日に定められました。

春分の日は、明治時代から春季皇霊祭が行われており、

また春のお彼岸の真ん中の日とされています。

 

夏至とは?

夏至は太陽黄軽が90度になる瞬間で、

北半球では1年の中で最も昼が長い日です。

二十四節気では10番目の節気にあたります。

 

日本では毎年6月21日か22日頃が夏至です。

春分の日のような祝日ではありません。

夏至が祝日なら、6月にも祝日が存在することになるのに、

残念ですね…

 

これは海外の話になりますが…

夏至の時期、北緯66.6度以上にある北極圏内では

「白夜(びゃくや)」が見られます。

白夜とは真夜中になっても太陽が沈まない現象で、

美しく幻想的な様子を見ることができます。

 

イギリスでも、夜の11時くらいまで明るく、

外でキャッチボールができるのだそうです。

その代わり、冬の日の短さは日本とは比になりません。


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秋分とは?

春分の真逆が秋分、二十四節気では16番目です。

昼夜の長さはほぼ同じですが、

春分と逆なので実際は夜の方が少し長いです。

 

また、「秋分の日」も春分の日と同じく祝日で、

毎年9月23日頃にやってきます。

この時期の連休は、ゴールデンウイークに対応して

「シルバーウイーク」と呼ばれ、

秋の行楽を楽しみに各地へ出かける人も多いですね。

 

冬至とは?

冬至は「太陽の角度が270度になる瞬間」のことで、

1年の中で最も昼が短く夜が長い日です。

北半球では夜の長い冬至ですが、

反南半球では昼が最も長い日なんですよ。

二十四節気では22番目です。

 

毎年12月21日、22日頃にやってきます。

冬至も夏至と同じく祝日ではありません。

 

夏至と冬至はなぜ祝日ではないのか…?

この疑問については後程ご説明しますね。

 

ちなみに昔から冬至には、

ゆず湯に入る

かぼちゃを食べる

「運盛り」と呼ばれる「ん」のつく食べ物を食べる

 

など、様々な風習があります。

ちなみにかぼちゃは別名「南瓜(なんきん)」。

「運盛り」の食べ物の1つでした。

 

運盛りの中でかぼちゃだけがよく食べられるようになったのは、

かぼちゃは長期間保存ができ、風邪予防にもなること。

更に夏野菜であるかぼちゃは

夏の太陽のエネルギー、つまり「陽」のパワーを多く持っており、

寒い冬に「陽」の気を補給するという考えもあったようです。

 

冬至は新しい1年を迎える前の大事な節気なので、

古くから色々な風習があったようです。


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関連記事:財布の種銭はいくら?一万円?小銭なら5円・115円がいい?

2019年の春分・夏至・秋分・冬至の日にちはいつ?

では2019年の二至二分、それぞれの日にちはいつでしょう?

 

春分:3月21日

夏至:6月22日

秋分:9月23日

冬至:12月22日

です!

 

これらは天文学に基づいて決められます。

 

「春分の日」と「秋分の日」は祝日ですが、

国立天文台の「暦象年表」を基にして閣議決定されます。

そして決定した日にちを前の年の2月の「官報」で発表するのです。

 

ちなみに、天文学上の「春分日」と祝日である「春分の日」は

今まで1度もずれたことはありません。

 

また、先程少し触れましたが、

なぜ春分と秋分だけ祝日なのかについても

もう少し詳しく説明しますね。

 

春分の日は昭和22年(1947年)まで

「春季皇霊祭」という祭日でした。

これは歴代天皇や皇后、皇族の方々の御霊を祭る儀式で、

秋分の日も同様の儀式を行う「秋季皇霊祭」とされていました。

 

それが、昭和23年(1948年)、祝日法により

 

春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ

秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ

 

ということを趣旨とする国民の祝日に変更されたのです。

元々天皇家に関する祭日だったので、

春分と秋分は変わらず祝日なのですね。

 

更に春分の日も秋分の日も、

お彼岸の真ん中、お中日(ちゅうにち)にあたります。

春分の日、秋分の日の前後3日ずつを合わせた7日間がお彼岸で、

お墓参りや法要を行う人が多いです。

 

これには元々「御霊を祭る儀式」だったことも関係しているでしょう。

皇霊祭と関係がない

夏至と冬至が祝日ではないのにも納得がいきますね。

 

最後に

春分・夏至・秋分・冬至の日にちや違いについてご紹介しました。

 

春分・夏至・秋分・冬至はまとめて「二至二分」と言います。

 

これらは太陽の傾きによって決められており、

春分と秋分は昼と夜の長さがほぼ同じ、

夏至は1年で最も昼が長く、

冬至は1年で最も夜が長い日となっています。

 

また、春分と秋分が祝日なのは、

元々春と秋には皇霊祭が行われていた名残なので、

夏至と冬至が祝日でないのは仕方がないですね。

 

四季の重要な節目とも言える二至二分。

今年の春分や秋分にはぜひお墓参りでご先祖様を偲び、

冬至にはかぼちゃやゆず湯で昔の風習を楽しみましょう!

夏至はまだまだ梅雨時かもしれませんが、

日の長い時期には変わりないので、

貴重な晴れ間にアウトドアを楽しむのも良いかもしれませんね。


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