春霞の意味とは?原因は?なぜ発生するの?

春霞という言葉を知っていますか?

春霞は自然現象のひとつで、とても幻想的な光景です。

 

そこでここでは春霞という言葉の意味や

春霞がなぜ発生するのか、その原因についてなどを色々と解説したいと思います。




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春霞ってどんな意味?

ではさっそく、春霞という言葉の意味から見ていきましょう。

まず春霞の読み方ですが、春霞は、「はるがすみ」もしくは「しゅんか」と呼びます。

 

春霞は字面を見ると春+霞でとっても綺麗な印象ですよね。

では春霞にはどんな意味があるのでしょうか。

 

春霞の意味は

「春に立つ霞(かすみ)」です。

 

立つ、という表現になっている為「ん??」と思う人も多いかもしれませんが、

要は、「春に発生する霞」という意味です。

 

春に遠くの山などを見ると、天気は良いはずなのになぜか

山全体がスモッグでもかかっているように薄くぼんやりと見える事があります。

 

これが春霞です。

そしてこのようなぼんやりした景色を「あ、春霞がでているね」という風に言います。

 

春と霞はとても相性が良く、

 

春はただでさえ花が咲いたり日差しが温かく柔らかかったりとふわふわした季節ですが、

春霞でその景色がさらにぼんやりとにじむと、

まるで夢の景色でも見ているかのように感じます。




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そもそも「霞」って何?

春霞は「春に発生する霞」という事でしたが、そもそも「霞」とは何でしょう。

 

そこでここでは、春霞の「霞」について解説します。

まず霞の現象について説明しますと、

 

霞は

「空気中を細かい粒子が飛び交い、遠くの景色が見にくくなる」

という現象になります。

 

ここで重要なのは「空気中の細かい粒子」という所です。

 

空気中に細かい粒子が飛び交って景色がぼんやりすればそれが「霞」となるので、

飛び交っている粒子は水分でもゴミでもホコリでも花粉でも何でもいいという訳です。

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「春霞」はなぜ発生するの?原因1.黄砂

では、なぜ霞は発生するのでしょうか。

それは、霞が何でできているかを考えれば自然と分かってきます。

 

そこでここでは、霞ができる原因から「霞がなぜ発生するのか」を見ていきましょう。

 

春の霞は主に以下の4つのどれかやそれらが混ざり合ったものでできています。

1.黄砂

2.水分

3.ほこりやちり

4.花粉

 

ではひとつずつ説明していきましょう。

 

まず「黄砂」ですが、黄砂とはその名の通り「砂」です。

とても細かい砂が空気中を飛び交う事で霞ができます。

 

ではこの砂は一体どこから来たのでしょうか。

 

それは近くの公園の砂場や海の砂浜から…ではありません。

黄砂の砂は中国大陸にあるタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などから来ています。

 

えー!そんな遠くから!とびっくりしますよね。

でも、どうしてそんな遠くの砂が日本まで飛んでこれるのでしょうか。

 

それは風です。

実は地球では中国から日本に向かって、偏西風という風が吹いています。

 

この偏西風は非常に強く、パワーがあります。

その風に乗って、はるか遠い中国から日本まで砂がどっさりとやってくるのです。

 

ちなみにこの偏西風は1年中吹いているので、黄砂も1年中きます。

よって黄砂による霞は実は1年中見る事ができるのですが、

黄砂によって春に霞ができる霞だけを「春霞」と呼びます。



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「春霞」はなぜ発生するの?原因2.水分

次に「水分」を見ていきましょう。

空気中に細かい水分が飛び交う事でも霞ができます。

 

ではこの水分はどこから来るのでしょうか。

 

春は寒くなったり温かくなったりと気温の変化が激しい季節ですが、

この気温の変化によって急に増えた水蒸気が霞を作る事があります。

 

また、春になると植物が次々に芽吹く季節ですが、

植物は根から吸い上げた水分が多すぎた時や体温を冷やしたい時に

その水分を空気中に水蒸気として放出します。

 

これを「蒸散」と言いますが、多くの植物がタイミングよく一気に蒸散を行うと

空気中に水蒸気が充満し、その水分で霞を発生させる事があります。

 

また、気温の差の激しい時は植物の蒸散が促進されるようで、

春はこの合わせ技が多く、

森や林など植物が密集している所では霞の発生率が高くなります。

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「春霞」はなぜ発生するの?原因3.ほこりやちり

次は「ほこりやちり」です。

空気中に細かいほこりやちりが飛び交う事でも霞ができます。

 

ではほこりやちりは何からできているのかと言えば、これは本当に色々です。

 

いわゆるいかにもな「土」や「砂」だったり、また

「カビの菌糸」「胞子」など何かの種だったり

「ダニなどの細かい生き物の死骸」だったりもします。

要は、「細かすぎて人の目には認識できない色々な細かい粒」の事ですね。

 

ではなぜほこりやちりが発生するのでしょうか。

 

春と言えば動植物が一斉に動き出す季節です。

食べ物や子孫繁栄を求めて我先にと動き回ります。

 

生き物が動くと、当然ゴミも発生します。

 

いうなれば、自然界で生き物がバタバタと立てたホコリで霞ができるという訳です。

そう考えると霞は生き物が生きている象徴という感じがして、さらに感慨深いですね。

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「春霞」はなぜ発生するの?原因4.花粉

最後は「花粉」ですが、これは想像がつきやすいですよね。

 

シャワーかと思うくらいに花粉がばばーっと木々から振りまかれる映像を

ニュースなどで見た事がある人も多いと思います。

 

春はスギやヒノキなど花粉を大量に撒く植物が多い季節です。

その花粉が多すぎて、山の一部分だけが雲がかかっているように見える事があります。

 

そしてそのようにして空気中に細かい花粉が飛び交う事でも霞ができます。

 

春霞はとても芽吹き始めた山がぼんやりと見えてとてもきれいな風景を作ってくれますが、

それが花粉でできている時は「あの中はどうなっているんだろう…」と考えると

ちょっと怖いですね。

 

かわいいマスクでオシャレにエコに♪

 

花粉対策の必須アイテムといえばマスクです。

ですが使い捨てのマスクだと何回も使い回す事はできないので

かなりお金がかかります。

 

また、いつもマスクをしていると何だか味気なくて

女子力も下がったような気がしてしまいます。

 

そこでおすすめなのが、こちらのレース模様が入ったタオルマスクです。

見た目のレースがとてもかわいらしく、マスクをしているだけなのにオシャレに見えます。

 

しっかりした作りなので花粉をきっちりガードしてくれるのはもちろんの事、

こちらは今治産の優しいタオルを使っているので

肌が敏感でかぶれやすい人も安心して使う事ができます。

 

見た目も性能もバッチリで財布にも優しいマスクです。

ぜひ花粉用として使ってみてくださいね。

 

イオンの力で花粉をシャットアウト

 

手軽に花粉対策できるのでおすすめなのが、フマキラーからでている

こちらのエアミストです。

 

こちらはプラスのイオンで静電気を発生させ、

それによって花粉などをシャットアウトさせるという仕組みです。

 

顔にスプレーをするだけで花粉対策をする事ができるので、かなり簡単です。

こちらはアルコールフリーなのでアルコールに肌が弱い人でも大丈夫ですし、

服用するものでもないので眠くなる事もありません。

 

また、静電気の力を使うので花粉だけでなく

ウイルスや黄砂などほかの細かい粒子にも効果があります。

 

勿論メイクの上からでも大丈夫です。

さっと花粉対策したい時にすぐ使えますのでバッグにひとつ常備しておくと便利ですよ。

「霧」と「靄(もや)」と「霞」の違いは?

霞についてはだいたい分かったと思いますが、ここでもう少し踏み込んでみましょう。

 

霞に似た言葉で「霧(きり)」と「靄(もや)」という言葉がありますが、

これは霞とどう違うのでしょうか。

 

そこでここでは、「霧」、「靄(もや)」と霞の違いについても見ていきたいと思います。

 

実は霧も靄(もや)も、

「空気中に水分が飛び交って周囲が見えにくくなる現象」の事を指します。

霞は空気中に飛び交っているものが水分だろうとゴミだろうと構いませんが、

霧と靄(もや)は「水分」に限定されています。

 

では霧と靄(もや)の違いですが、仕組み自体は同じものです。

 

ただ、人が区別するものとして

霧は「濃い」もの、靄(もや)は「薄い」ものとしています。

 

また霧と靄(もや)は気象上でもしっかり定義されています。

霧については

「微小な浮遊水滴により視程(水平方向での人が見渡せる範囲)が1km未満の状態」と

しています。

ちなみに視程が100m以下(海上では500m以下)だと「濃霧」と言われて警報が出ます。

 

一方靄(もや)は

「微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態」

としています。

 

霧は天気予報で表示や警報が出ますが、靄(もや)は霧の前段階の状態なので出ません。

 

ちなみに、霞はそもそも気象上の定義がされていないので

天気予報に出てくる事はありません。

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霞は春の季語、霧は冬の季語

霞は空気中に細かい粒子が飛び交い遠くが見えにくくなる現象の事で、

春だけでなく1年中発生します。

 

ですから春に発生する霞だけを指す春霞という言葉は、

敢えて「春」という言葉を付けているんです。

 

ですが実は、霞自体は「春の季語」です。

ですから「春霞」となくても「霞」という言葉が出てくれば、

それは春を意味します。

 

では霞を使った俳句を一例を挙げてみましょう。

 

春なれや名もなき山の薄霞(松尾芭蕉)

意味:春だからだろうか。

名前も知らないのでつい見過ごしてしまいそうになる山だけれど、薄く霞がかかった

様子はまるで見入ってしまうくらいに美しいなあ。

 

俳句と言えば松尾芭蕉ですが、

短い言葉で見事な情景を表現して、まるでその山や光景が目に浮かんでくるようです。

 

一方霞と似た言葉である「霧」は「冬の季語」になります。

 

では霧を使った俳句を一例を挙げてみましょう。

 

霧時雨富士を見ぬ日ぞ面白き(松尾芭蕉)

意味:濃い霧が立ち込めてしまい、富士山を見る事はできなかった。

 

けれど、この霧の向こうはどんな景色が広がっているのであろうか、

やはり綺麗な富士山があるのだろうかなど色々想像して考えていると

実際に富士を見るよりも面白く趣があるように感じますね。

 

こちらも松尾芭蕉の俳句ですが、何とも面白い俳句です。

薄くぼんやりとした霞に対して、富士山を隠してしまうほどの霧という事で、

濃さをしっかり強調しています。

 

霞も霧も、起きる仕組みはほぼ一緒です。

 

ですが、ぼんやりとした温かみを持つ霞に比べて、

霧は濃くどちらかというと寒い印象を与えます。

 

同じ自然現象で1年中発生するのに、

時期としては全く逆の季節を表すというのは面白いですね。

 

「春霞」のような、風流のある言葉

春霞という言葉は気象上でも定義されていないあいまいな言葉ですが、

とても風流のある言葉です。

 

そして日本には、春霞という言葉以外にも風流を感じさせる言葉がたくさんあるんですよ。

そこでここでは、春霞以外の趣のある言葉をいくつか紹介したいと思います。

 

【春】

淡雪(あわゆき)

意味:うっすらと積もった、今にも消えそうな雪のこと。

春先の雪。

 

雀隠れ(すずめがくれ)

意味:春になって草木が芽吹き出し、地面に降りた雀が隠れて見えなくなる様子。

 

花曇り(はなぐもり)

意味:春の季節にうっすらと曇りになること。

春は「晴れ」のイメージが強いが、実際曇りの天気が多い。

 

【夏】

夏木立(なつこだち)

意味:暑い夏に、生い茂った木立(群がって立っている木)。

 

薫風(くんぷう)

意味:夏に生い茂った木々の間を通り抜けて爽やかな香りと共にやってくる、

夏の吹く暖かい南風の事。

 

青嵐(あおあらし)

意味:青々と茂った森や林を揺らしながら駆け抜けていく、やや強めの南風。

 

燕帰る(つばめかえる)

意味:季節が秋から冬になり、

冬の渡り鳥であるガンなどが来るのと同時に、ツバメが南へ帰っていくこと。

 

山粧う(やまよそおう)

意味:秋になり、女性が化粧をするように山が秋の色で鮮やかに色づくこと。

 

【冬】

風花(かざばな)

意味:天気の良い冬にハラハラとちらつく雪のこと。

 

【その他】

夕紅(ゆうくれない)

意味:夕日の光に照らされて、西の空が一面紅色に染まること。

 

煙霞(えんか)

意味:煙のように立ちこめている霞や靄(もや)。

 

いかがでしたか?

短い言葉なのに、

読むだけで頭にその季節の様子がありありとイメージできてしまいますよね。

 

どれも素敵な言葉ばかりなので、機会があったらぜひ使ってみてくださいね。



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最後に

春霞は春に発生する霞の事です。

霞自体は1年中発生しますが、ふわふわとした春に発生する霞は

どこか不思議で、他の景色では味わえない独特の光景を見せてくれます。

 

ぜひ皆さんも春になったら春霞を探してみてくださいね。

 



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