みかんブリとは?みかんの味なの?仕組みや特徴を徹底解説!

みかんブリという言葉を聞いた事がありますか?

 

最近すごく需要が伸びている商品なのですが、知らない人からすると

あまりない名前の組み合わせから

「それは果物のみかんなの?魚のブリなの?」と混乱してしまいますよね。

 

そこでここではみかんブリとはなんなのか、また

みかんの味がする仕組みや特徴などを徹底解説します。




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みかんブリとは?

まずは「みかんブリ」という言葉について見ていきましょう。

 

皆さん、「ブリ」という魚がいる事は知っていますよね。

みかんブリとは、結局は「ブリという魚」の事を指します。

 

ではなぜ「みかん」という名前が頭についているのかというと、みかんブリが

「みかんの皮を配合したエサを食べた特別に養殖されたブリ」だからです。

 

普通のブリは、みかんの皮は食べませんしそもそもブリの生活圏にみかんが存在しません。

 

みかんブリは、人が特別にみかんの皮を配合して作ったエサを与え続けたブリなので

他のブリと区別してそう呼ばれています。

みかんブリはみかんの味?

「みかんブリ」と書くと名前が強烈すぎて、

「みかんの味がするブリ」という印象がありますよね。

 

パンやお菓子がみかんフレーバーなのは問題ないですが、

「魚がみかん味なのはちょっと…」と思う人もいるかもしれません。

 

でも大丈夫です。

みかんブリは、みかんの味がする訳ではありません。

みかんブリも、普通のブリの味がします。

みかんブリを食べてもがっつり「みかん!」という事ではないので安心してくださいね。




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みかんブリの特徴は?

みかんブリはみかんの味がする訳ではありません。

 

でも、みかんブリが本当に普通のブリと何も変わらなかったら

わざわざ「みかんブリ」と名乗る必要ないですよね。

 

実はみかんブリは、みかんの皮を食べる事で普通のぶりにはない特徴を持っているんです。

ではここで、みかんブリの特徴について紹介しましょう。

 

普通のブリより日持ちがする。

みかんの皮には細胞の老化を遅らせる抗酸化作用というものがあるのですが、

みかんの皮を食べたブリは普通のブリに比べて長く新鮮さを保つ事が分かっています。

 

具体的には、ブリを刺身にすると普通のブリであれば

6時間も経てば身が傷み始めてしまいます。

 

ですがみかんブリの場合はなんと2~3日新鮮さを保てるそうです。

 

普通のブリより生臭さがない。

みかんにはリモネンという消臭効果のある成分が含まれています。

そしてそれはブリが食べた後も効果を発揮します。

 

魚と言えばあの独特の生臭さが特徴的ですよね。

ですがみかんブリはその生臭さがみかんの皮のおかげで抑えられて、

口当たりが優しいものになっています。

 

みかんの味がするのではなく、

みかんの成分の効果で「魚の臭みがなくなっている」という事です。

 

臭みがあまりないので「魚を食べる前に鼻につくあの生臭さが苦手」という人にも

人気です。

 

以上がみかんブリの主な特徴です。

どうしてエサにみかんの皮を配合したの?

さて、自然界に生きているブリの主なエサは、アジやイワシなどの小魚です。

 

養殖されているブリのエサは人工飼料ですが、その成分は、

アジやイワシなどの小魚の成分を小麦粉などで繋いだものになります。

 

ブリにとってみかんの皮は「絶対に食べなければいけない食べ物」ではありません。

 

確かにみかんの皮はブリに良い影響を与えていますが、

どうして「ブリにみかんの皮を与えよう」なんて考えついたのでしょうか。

 

みかんブリを開発したのは、

愛媛県にある農林水産研究所の養殖博士である山本浩史さんという人です。

 

ブリはおいしい魚ですが、少し生臭いのが特徴です。

実際、「生臭いから嫌」という理由でブリを食べない人も多いです。

 

ですから山本さんは、どうにか魚の生臭さを消してブリを育てられる方法はないかと

探していました。

 

ところで、愛媛県といえば「みかん」が有名ですよね。

みかんは生のまま売られる事もありますが、

ポンジュースやジャムなど加工品にする事も多いです。

 

そして加工品にするとなると大抵は「実」だけを使いますから、

外側の皮は全て捨てる事になります。

 

そうしてみかんの名産地では毎日毎日大量のみかんの皮が特に利用もされず

捨てられていたのですが、山本さんはこれを使えないかと考えました。

 

もしみかんの皮をブリのエサとして使えれば、毎日破棄されてしまうみかんの皮を

再利用する事ができますし、ブリもおいしくなるという一石二鳥の効果があります。

 

そこで、山本さんはみかんとブリを研究する事にしました。

実はすごかったみかんの皮

元々はブリの生臭さを消す方法を探していた山本さんでしたが、みかんの皮を

研究してみると、なんとみかんの皮には色々な効果がある事が分かりました。

 

まずみかんの皮に含まれるリモネンという成分は消臭効果がありました。

 

またみかんの皮にはビタミンCが含まれていますが、

ビタミンCは細胞の老化を防ぎ魚の鮮度を保つ作用がありました。

 

ブリは魚臭く、また刺身などは日持ちせずすぐに悪くなりがちです

 

ですがもしみかんの皮の効果をブリに使う事ができたら、

それらの問題が一気に全て解決する事になります。

 

調べれば調べるほど、ブリとみかんの相性はよく、

「これはブリに食べさせるしかない」として研究に没頭したそうです。




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普通のブリがみかんブリになる仕組みは?

みかんブリはみかんの皮を食べているのでみかんブリと呼ばれている、と書くと

「みかんブリはみかんの皮だけを食べて大きくなった」と思われがちですが、違います。

 

みかんブリも、ちゃんと普通のエサも食べています

ではここでは、普通のブリがみかんブリになる仕組みを見てみましょう。

 

みかんブリの食べるエサですが、まず凍ったみかんをミンチ状にして細かくします。

そして養殖のブリが食べる人工飼料にそれを混ぜ込みます。

 

割合としては、みかんの皮がエサに10%~20%入っているそうです。

こう書くと簡単そうですが、

実際は苦労の連続だったそうです。

 

というのも、みかんの皮を食べさせ過ぎると味が落ち、

逆に食べなさすぎると生臭さが残ったまま、また、ただみかんの皮を食べさせただけでは

ブリの身にみかんの効果が定着せず普通のブリと変わらないそうです。

 

つまり、みかんの効果を身に着けたみかんブリを作るのには

「ただブリにみかんの皮を食べさせれば良い」というものではありませんでした。

 

ですから試行錯誤を重ねに重ね、ブリにしっかりみかんの効果が残り、

かつブリらしいおいしい身でいてくれる

みかんの皮入りエサが完成するまでに3年かかったそうです。

 

でも苦労した分評判はよく、みかんブリの需要はうなぎのぼりだそうです。

 

愛媛のみかんはやはり一味違う!

 

魚のぶりすらおいしくさせてしまう愛媛のみかん。

みかんぶりもいいですが、一度は本場の愛媛のみかんを食べてみませんか?

 

「愛媛のみかん」と言われるだけあって、やはり愛媛のみかんはかなりおいしいです。

そこで家で食べるのにおすすめなのはこちらの「小蜜柑(こみかん)」みかんです。

 

こちらは大きさが手の中平サイズと小ぶりなので剥きやすく、

また薄皮もかなり薄いので食べやすいのが特徴です。

 

こんなにおいしいのにお手頃価格なのは、表面にわずかに擦り傷などがあるからです。

ですが味には全く問題ありません。

 

家の中でテレビでも見ながらヒョイヒョイ食べるには実にちょうど良いみかんなので、

ぜひ一度食べてみてくださいね。

需要急上昇!魚×果物の組み合わせ「フルーツフィッシュ」

みかんとブリという全く畑違いの組み合わせはとても珍しいような感じもしますが、

実はこのような魚×果物という組み合わせは全国に広まりつつある流れなんです。

 

魚の独特の臭みというのは長年「魚を食べるなら仕方ないもの」とされてきましたが、

その臭いは果物を食べさせる事によって消えるという事が分かってきたからです。

 

果物と魚を組み合わせたものを「フルーツフィッシュ」といい、

中でも柑橘系の果物は魚の生臭さを消す効果があるという事で

みかん以外にも色んな果物が魚のエサとして利用されています。

 

また、魚に組み合わされる果物はその土地でよく取れる名産品が選ばれる事も多く、

皮や不ぞろい品など破棄するしかなかった果物の新しい利用法としても注目されています。

 

では次からは、みかんブリ以外のフルーツフィッシュを見てみましょう。

需要急上昇中!魚×果物の組み合わせ「フルーツフィッシュ」①かぼすヒラメ(大分県)

まずは大分県の「かぼすヒラメ」です。

かぼすヒラメは名前の通り、ヒラメにかぼすを組み合わせたものです。

かぼすもみかんと同じく柑橘類ですね。

 

実は大分県は養殖ヒラメが生産量日本一に加え、

なんとかぼすも全国一位の生産量を誇ります。

 

どちらも生産するのが大得意なので、かぼすヒラメは正に水を得た魚のような食材です。

かぼすヒラメはエサに果汁1%程度を配合する事によって作られます。

 

たった1%と思うかもしれませんが、

この1%のかぼすパワーでヒラメの身が驚くほど変化します。

 

かぼすヒラメは身の部分だけでなく臭いがきつい内臓の部分もかなり消臭されていて、

普通のヒラメよりもかなり食べやすくなっていますよ。

 

また独特のクセのある臭いがないせいで、料理もしやすくなりました。

需要急上昇中!魚×果物の組み合わせ「フルーツフィッシュ」②レモンはまち(広島県)

次に紹介するのは広島県の「レモンはまち」です。

こちらは魚のはまちにレモンを組み合わせたものです。

 

レモンもみかんと同じく柑橘類です。

 

広島はレモンの生産量が日本一という事で、広島県で一番はまちを養殖している

阿多田島のはまちとレモンを合体させました。

 

かぼすヒラメと同じく、レモンの果汁をはまちに与える事でレモンはまちを作っています。

レモンはまちはほかのはまちと比べると肉質が良く柔らかい口当たりがし、

しかも魚の臭みもないという事でとても食べやすいはまちになっています。

関連記事:大根おろしの効能!加熱や時間で効果がなくなる?

需要急上昇中!魚×果物の組み合わせ「フルーツフィッシュ」③オリーブぶり(香川県)

次に紹介するのは香川県の「オリーブぶり」です。

こちらはぶりにオリーブを組み合わせたものです。

 

日本ではオリーブは「オリーブ油」という油が有名なので油っぽいイメージがありますが、

オリーブは果物に分類する事ができます。

 

そしてこのオリーブとぶりを組み合わせたのがオリーブぶりです。

香川県の小豆島はオリーブが有名ですが、そこのオリーブを

ぶりにエサとして食べさせる事でオリーブぶりを作っています。

 

こちらもオリーブの力で魚の生臭さが消え、

しつこくないあっさりとしたおいしい身を堪能する事ができます。

 

オリーブ油もぜひお試しを♪

 

香川県にある小豆島は小さな島ですがオリーブの名産地で、

国産オリーブの90%以上のオリーブが小豆島で作られています。

 

ただ、普通売られているオリーブ関係の商品は安い海外品のものが多いです。

ですが、ぶりも食べている事ですしぜひ国産のオリーブを使ってみませんか?

 

こちらは小豆島産100%のオリーブで作られたオリーブ油です。

同じオリーブでも、日本の空気を吸って育ったオリーブは

海外製品とは違った良さがありますよ。

 

ただ、こちらのような国産オリーブは少し値が張るので、

毎日の料理に使うというのは少し難しいです。

 

しかし良い商品という事には変わりはないので、

大切な人に何かの記念にギフトとしてプレゼントするのがおすすめです。

関連記事:チョコレートの食べ過ぎで下痢や頭痛になる?病気になることもある?

需要急上昇中!魚×果物の組み合わせ「フルーツフィッシュ」④すだちぶり(徳島県)

次に紹介するのは徳島県の「すだちぶり」です。

こちらはぶりにすだちを組み合わせたものです。

 

徳島県はすだちが全国生産量一位なので、柑橘類と魚が相性が良いと分かれば

タッグを組ませるならすだちしかないという感じですね。

 

ぶりのエサにすだちの果皮を何パーセントか配合させ、すだちぶりを作っています。

すだちパワーでぶりの身がより若々しくなり、刺身にしてもぷりぷりしていています。

 

またすだちぶりは人気寿司チェーン店「くら寿司」でも販売されるほど人気です。




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最後に

みかんブリとは、ブリにみかんの皮をエサとして与えブリに付加価値をつけたものです。

みかんの皮を食べる事でブリはよりおいしくなり、

そして本来捨てられるはずだったみかんの皮が

再利用されるという事で正にWin-winの商品です。

 

そしてこのような魚と果物の組み合わせは全国に広がりつつあります。

 

魚と果物は一見全く合わなさそうな組み合わせですが実際はとてもおいしいので、

ぜひ一度試してみてくださいね。



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