年越しそばは年越してから食べてもいい?何時までに食べるのが縁起がいいの?

大晦日の定番である年越しそば。

毎年食べるのが恒例というご家庭がほとんどだと思いますが、

大晦日のいつ食べるのが正しいの?と聞かれて困ったことはありませんか。

 

大晦日は遅くまで起きているので、夕食を食べた後にそばを食べることもあれば、

昼食や夕食として食べるということもあります。

食べる時間が決まっているというより、それぞれのご家庭の都合に近い感じもしますよね。

 

では実際に、年越しそばを食べるのはいつと決まっているのか、

また年越しそばに関わる由来や縁起などについて、詳しくご紹介します。




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年越しそばはみんないつ食べているの?

年越しそばは、みんないつ食べているのかは気になりますよね。

 

2017年12月30日に実施されたアンケートによると、

関東や北陸地方、中国地方では夕ご飯に年越しそばを、

北海道や甲信地方、四国地方や九州地方では夕ご飯の後に食べるという傾向にあり、

ほぼ半数である46%の人が夕ご飯として、

年越しそばを食べているということが分かりました。

 

年越しそばを大晦日に食べる風習は、いつから始まったかについては諸説あり、

鎌倉時代に博多に伝えられた「運そば」が年末の食事になったという話や、

室町時代の役人、増淵民部が家人に振る舞い無病息災を歌ったという話、

江戸時代、月末にそばを食べる風習の三十日そばが、

大晦日に食べる物として庶民に広まったという話があります。

 

そばを食べることが縁起がよい、体によい、といった話から、

大晦日に食べる風習になったともされていますが、詳しいことは分かっていません。

さらにこれらの風習では、大晦日に食べるとはされていますが、時間は伝わっていません。

ただし大晦日にそばを食べることが、一年を振り返ることにもなっているともいえます。




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年越しそばはなぜ大晦日に食べるの?その理由は?

それにはそば自体にいくつかの理由があります。

 

そばの特徴による理由

そばは長く伸ばし細く切る

家運や家の財産などの身代、また寿命が細く長く続くよう

そばにあやかったと考えられています。

 

そばは細いので切れやすい

苦労や厄災、また借金などは今年の内に断ち切り、

新しい年に持ち越さないことをそばに例えたことが由来ともされています。

 

金粉を集めるのにそば粉を使う

江戸の金細工師が仕事をする際にかかせないのがそば粉でした。

仕事納めの時に、そば粉で作った団子で、金粉を集めていたそうです。

金粉がついたそばの粉は、水につけると溶けてしまうことから、

そばが金を集めてくれる、そこから金運を上げてくれるものと考えました。

 

そばの生命力

そばはどんなに強風や雨風にも負けず、倒れてもすぐに起き上がります。

そのためどんな状況でも負けない、やり直せるという強さの象徴になりました。

 

体の汚れを取ってくれる

そばを食べると、五臓の汚れを集めて出してくれると考えられていたことから、

一年の体の汚れを落とすために食べ始めたとされます。

そばに乗せるねぎも、悪い物を清める意味があり、「禰宜」にかけられています。

 

そばの旬だから

一年中食べられるそばですが、年2回の旬の時期には新そばが食べられるため、

滋養や健康のために新そばは重宝がられました。

秋そばの時期がちょうど9月から11月までで、

年末には新そばが味わえることから食べるようになったと考えられています。

 

江戸時代の生活から始まったとされる理由

商人の習慣によるもの

室町時代の役人、増淵民部がそばを家人に振る舞ったという話ですが、

実はこの後増淵民部は江戸で商人になったという説があります。

そして商人が来月も無事過ごせるよう験を担いで毎月末に食べていた、

「晦日そば」が庶民の間に広がったとも考えられています。

 

大晦日の借金返済の風習から

江戸時代はツケで買い物することが一般的で、

大晦日に借金を支払うために金策に走り回ることが珍しくありませんでした。

今年の内に断ち切りたいお金と、

すぐ切れるそばをかけてそばを食べる風習になったと考えられています。

 

大晦日が忙しかったため

新年は火の神様を怒らせないため煮炊きが禁じられていました。

そのため大晦日までにおせちなど新年の支度をしなくてはならず、

その準備が終わった大晦日の夜に、

すぐ茹でて食べられるそばを食べることが習慣になったと考えられています。

 

江戸時代の流行だったから

そばは健康食品として知られており、江戸煩いと呼ばれて、

足のしびれやむくみを引き起こす脚気が、そばを食べるとかからないといわれていました。

脚気はビタミンB1が不足することでなりますが、

そばには大人が1日辺りに必要となる量の4割のビタミンB1が含まれています。

 

そばは健康によいもの、そして金運を上げるものとして、

年末に食べる物だという風習が現在に続いているのです。




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年越しそばはいつ何時までに食べるの?年越してから食べるのは縁起が悪い?

金運を上げるものとして考えられていたそばは、その運を持続させるために、

大晦日のうち、つまり年内に食べなければならないという考えがありました。

そのため、年を越してから食べるのは縁起が悪いとされています。

 

ただしあくまでも、それは縁起を担いでの理由であり、

年越しそばをそもそも食べないという人も増えています。

 

また大晦日は遅くまで起きているから夜食として食べるという人もいれば、

晩ご飯は簡単に済ませたいからそばで!という忙しい主婦目線の意見もあります。

大晦日まで会社で仕事という人は、昼食がそばという人も多いようです。

 

つまりそばを食べる時間は明確に決まっているわけではなく、

由来から「大晦日のうちに食べないとなんだか気分が悪い」

というのも間違いではないですし、

毎年食べているからとりあえず食べておこう、というのでも構わないわけです。

 

また年をまたぐ瞬間や、年が明けてから食べるという人も、

大晦日からお正月の間にそばを食べる人の中で少数ですがいることから考えると、

そばをいつ食べるのかは、ご家庭ごとの風習ともいえるのかもしれません。

 

昔からの風習がだんだんと少なくなっていく中で、

日本人の9割近くが大晦日にはそばを食べるという事実は、

それだけでも大きな文化だといえるでしょう。

 

ただし健康面から見てみると、あまり夜遅くにそばを食べて、

そのまま寝てしまうことは消化にはよくありません。

寝る3時間前までに食事を終わらせないと、食べた物が脂肪になりやすいので、

健康を考えると寝る3時間前までにそばを食べられるよう、

そこから逆算して用意をしておくというのもおすすめです。

 

年を越してから寝るのであれば、遅くとも夜9時までには食べましょう。

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年越しそばを新年になってから食べる地域もある?

来年も無事過ごせるようにと、一年の厄を落とす意味で食べられるそば。

その由来から大晦日のうちに食べないと縁起が悪いといわれていますが、

実は地域によっては、大晦日にそばを食べないというところもあります。

 

北海道

北海道ではにしんそばや地方によってはお寿司を食べるところもあります。

 

福島県

会津地方では、年が明けてからそばを食べるという風習が残っていて、

「元旦そば、二日もち、三日とろろ」という言葉から、

元旦にそばを食べたら二日は餅、または元旦に餅を食べたら二日はそば、

と食べることになっています。

 

新潟県

元旦にそばを食べる地方があるほか、小千谷地方では、十四日そばといい、

1月14日の小正月の前日にへぎそばを食べます。

へぎとは片木と書き、剥ぎ板で作られた四角い器で、これに一口ずつのそばを盛り付けます。

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香川県

うどんで有名な香川県では、そばを食べる人と同じぐらい、

年越しそばの代わりにうどんを食べるという人がいます。

また年明けに食べる「年明けうどん」を有名にしようと、

さぬきうどん振興協議会が縁起物として提唱しています。

 

沖縄県

沖縄県には普段から地元の人が食べている沖縄そばを大晦日に食べます。

そばとはいっても、そば粉ではなく小麦粉で作られていて、

三枚肉や沖縄かまぼこなどが添えられています。

 

地域によっても、食べる日や種類も違う年越しそば。

通販でも全国各地の名物そばが食べられますから、色々試してみてはいかがでしょうか。

 

新潟名物のへぎそばのセットです。

実は一口ずつにまとめるには、しっかりしたこしが必要なので、

布海苔をつなぎに使ってこしと食感を出しています。

切れやすいそばを大晦日に食べるのとは少し違う感覚ですが、

ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。




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最後に

年越しそばの由来や、いつ食べるのが縁起がいいとされているのか、

その理由についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

そばが今のように麺の形になったのは江戸時代ですが、

当時は多くのそばの出店があり、仕事に忙しい人はよく利用していました。

人々の生活になくてはならない存在だったそばは、

縁起物とされ、年末に食べる風習が定着していきました。

 

そばを食べる時間は家庭によっても違いますが、

はっきりとした決まりがあるわけではありません。

それぞれの家庭の事情に合わせて、皆で美味しくいただいて、

新たな気持ちで新しい年を迎えましょう。





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