雪かきのマナーや範囲は?隣人トラブルを避けるためにはどうすればいい?

雪がたくさん降り積もると、そのままでは人や車の通行の妨げになるので

雪かきをしなくてはいけません。

 

ただ実際に雪かきをすると、「雪かきをした雪はどこに捨てるのか」

「自分の家のどのあたりまで雪かきをしたらいいのか」など

色々分からない事がでてきます。

 

そこでここでは、雪かきのマナーや雪かきをしなくてはいけない範囲、

またよくある雪かき関係の隣人トラブルやそのトラブルを避ける方法などを紹介します。




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雪かきにマナーってあるの?

秋~冬になると、ニュースでは雪国の人が長靴姿にスコップを持って

雪かきをしている姿がよく映し出されていますよね。

 

ぼ~っと見ていると、「ただ右から左に雪をどけているだけ」のように見えますが、

実はどの人もちゃんと「雪かきのマナー」に従って雪かきをしています。

 

「え?雪をかくだけなのにマナーなんてあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、

雪かきにはマナーがあるんですよ。

 

とは言いつつも、雪かきのマナー1から10まできっちり決まっている訳ではありません。

 

ですが最低限の雪かきのマナーを守らないと

人間関係のトラブルが発生したり誰かがケガをする事故が起きたりする原因になります。

 

では、雪かきにはどんなマナーがあるのか具体的に見てみましょう。

 

雪かきのマナー①・雪に水やお湯を撒かない。

手の平に乗せた雪に水やお湯をかけると、みるみるうちに融けていきますよね。

そして雪かきは意外に重労働です。

 

ですから、

「雪かきしなくても、雪に水やお湯ををまけばいいじゃん!」

「雪かきして集めた雪を、水やお湯をかけて一度に溶かそう!」

と思う人もいるかもしれません。

 

ですが、降り積もった雪に水やお湯を撒くのは絶対にやってはいけません。

雪かきをしなければいけないほどの雪がつもったら、外の低い気温を手伝って

水やお湯をかけても溶けきる事はあまりありません。

 

逆に、水やお湯をかけられた雪が半分ほど溶けた状態でまた固まり、

氷になってしまいます。

氷になると雪よりも地面が滑りやすくなりますから

人の転倒や車のクラッシュに繋がります。

 

雪には水やお湯は絶対に撒かないようにしましょう。

 

雪かきのマナー②・雪かきは日中に行う。

雪かきはできれば日中(日の出ている時)に行いましょう。

雪かきはコンクリートをこするようにするので、ガリガリと意外に音が出ます。

ですから深夜や早朝前など、多くの人が寝ている時間帯は避けるようにしましょう。

 

また、雪かきをしていると足を滑らせて転倒してしまい、

ケガをしてそこから動けなくなったりそのまま気を失ってしまうという事もあります。

 

その時、日中なら誰かが見つけてくれますが辺りが真っ暗な深夜や早朝前だと

人に気づかれにくく、運が悪ければそのまま凍死という可能性もあります。

 

周りの人や自分の危険を考えて、雪かきは日中に行いましょう。

 

雪かきのマナー③・雪を道路や川に捨てない。

家の周りの雪かきをした場合、つい雪を自分の敷地内から出して道路の一角に

集めてしまう人がいますが、雪を道路に捨てるのは道路交通法に違反します。

 

雪は道路を通行する人や車にとって障害物になるので危ないからです。

 

また、雪を川に捨てるのもNGです。

 

雪は元々水なので、「水がある所に水を捨てる事の何が悪い?」と思うかもしれません。

 

ですが、川に散々雪を集めて捨てて、

いざ気温が下がり雪が解けると川の水量が一気に増して川が氾濫する恐れがあります。

 

そうなると浸水や土砂崩れの危険性があるので、川に雪を捨てるのはダメなんです。




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雪かきのマナー④・人の敷地に雪を捨てない。

これはご近所トラブルを避けたいなら絶対守るべき雪かきのマナーです。

 

雪は融ければただの水、さらに融ければ水蒸気となり何もなかった事になりますが、

それまでは場所を取る「ゴミ」と同じ扱いになります。

 

ゴミを人の敷地に捨てれば怒られますし、法律にも違反しますよね。

雪も同じです。

 

もしご近所同士の家が近い場合は、安易に家の外に雪を捨てないようにしましょう。

 

もしくはご近所同士で話し合って、お互いが了承の元、

雪を捨てる場所を決めておくのもいいですね。

 

雪かきのマナー⑤・道路の側溝やマンホールの中に雪を捨てない。

まず側溝ですが、道路の側溝は

雨が降った時に道路に水が溜まらず流れていくように作られています。

 

という事で、「雪も水なんだから、側溝に捨ててもいいでしょ」と思う人もいます。

 

ですが、道路の側溝には雪は捨てない方がいいです。

 

なぜなら、側溝に雪を入れるとやはり川と同じように雪が解けた時に水量が増して

側溝が溢れてしまう事があるからです。

 

また、雪が融け切らず側溝にフタをするような形になってしまうと水が流れなくなり

雨が降った時に側溝が機能しなくなる事があります。

 

側溝はあくまでも「液体の状態の水」が流れる所ですので、

水が固体化した雪は別物だと考えておくのが無難です。

 

同じような理由で、マンホールをどかして中にある下水道に雪を捨てるのもダメです。

 

もし雪が融けずに下水道が詰まってしまえば大変な事になります。

 

こちらは法律で罰則がありますし何よりトイレが流れなくなって困るので、

絶対にやらないようにしましょう。

 

雪かきのマナー⑥・融雪剤や塩を、人の敷地に流れそうな場所に撒かない。

 

今は雪かきをしなくても「撒くだけで雪が融ける」という便利な道具があります。

 

それが融雪剤です。

また、塩も雪を融かす効果があります。

 

忙しくて雪かきができないと、「せめて融雪剤や塩を撒いて、雪を減らして置こう」

と思う人もいますよね。

 

それ自体は全く問題はありませんが、考えなくてはいけないのは

「融けた雪が人の敷地に入って行かないか」という事です。

 

融雪剤はまだしも、塩は「塩害」とも言われる通り

土を悪くさせ植物を枯らしてしまいます。

 

塩を撒けば雪は多少融けますが、塩を含んだ融けた水が人の敷地に入り、

庭の土などを汚染してしまったら大変です。

 

また、玄関のタイルなども塩によって傷みが出たりします。

 

融雪剤や塩を使う場合は、「雪が融けたらどこへ流れるか」をしっかり

考えてから使う必要があります。

 

雪かきのマナー⑦・「雪かきをしない」というのはダメ。

これまで「どんな雪かきをしたら問題か」という事について書いてきました。

 

そうすると、

「あ~雪かきって意外と面倒だなあ。じゃあもう雪かきしなくていいか、

どうせすぐ融けるだろうし」と思ってきませんか?

 

でも、通行に影響が出るほど積雪しているのに雪かきをしないというのは、

一番いけません。

雪の処理に困ったら、

とりあえず自分の敷地内の隅にでも置いておけば誰も文句は言いませんので大丈夫です。

 

積雪したら、しっかり雪かきをするようにしましょう。

 

以上が、おおよそ考えられる最低限の雪かきのマナーです。

 

ただ、雪が定期的に降る場所ではもっと細かな雪かきのマナーが

決められている事もあるので、その場合は自治会や町内会の人などに確認してみましょう。




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雪かきをする範囲は?

雪かきに関するマナーは分かりましたね。

では、実際に雪かきをしてみましょう。

 

そこでぶち当たる問題があります。

それは、「雪かきはどの範囲までするの?」という問題です。

 

家の敷地内であれば、雪かきは当然やりますよね。

では、家の前の道路はどうでしょうか。

 

道路は「公道」なので、利用はしますが自分の所有物ではありません。

 

でも、自分の敷地だけしっかり雪かきしておいて、その境界線から向こうの道路は

少しも雪かきされず残っているというのはなんとなく気まずいものです。

 

では、雪かきは家の敷地からどの範囲までするべきなのでしょうか。

 

これはしっかりマナーとして決まっている訳ではありませんが、

「家の敷地に隣接している道路は雪かきをする」人が多いそうです。

 

道路は皆が利用する公道なので

「絶対にその人が雪かきをしなければいけない」という事はありませんが

やはりその道路をよく使っている人が整備するのがマナーとして考えられています。

 

また、家に隣接している道路なので、もし家の後ろにも道路がある場合は

その道路も雪かきをした方がいいでしょう。




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雪かきで隣人トラブルを避けるには?

雪かきはひたすら黙々とスコップ(シャベル)で雪を移動させているイメージですが

実は「隣人トラブルの多い作業」のひとつです。

 

でも、隣人でのトラブルは面倒ですし仲の悪い人が近くにいるというだけで

ストレスもかかりますよね。

 

そこでよけいな隣人トラブルを起こさない為にも、

ここでは隣人トラブルを避ける雪かきのやり方について説明します。

 

隣人トラブルを避ける雪かきのやり方①・雪の捨て場所に注意する。

隣人トラブルで多いのが、

「あなたが捨てた雪が私の家の邪魔になっている!」というトラブルです。

 

さきほどの雪かきのマナーでも書きましたが、雪の捨て方には特に注意が必要です。

 

以下のような雪の捨て方は隣人トラブルを招きます。

 

人の敷地に雪を捨てる。

人の敷地に流れ込むような雪に融雪剤や塩を撒く。

人の敷地の近くにある側溝に雪を捨てる。

人の敷地の近くにある川に雪を捨てる。

 

これらは全て、人の敷地を侵害しています。

 

また一見関係なさそうな個人の所有物ではない川や側溝も、

近くに人家があればそこが捨てた雪が詰まったり融けたりして氾濫した場合

一番最初に被害を受けるのはその家になります。

 

隣人トラブルを避けたければ、このような場所に雪を捨てるのはやめましょう。

集めた雪は自分の家の敷地内に置いておくと、

雪の捨て方による隣人トラブルは避ける事ができます。

 

隣人トラブルを避ける雪かきのやり方②・屋根など高い場所の雪も危なそうなら雪かきする。

また、意外に盲点なのが

「敷地内に積もった雪を雪かきをせずにいて雪が隣人に損害を与える」という場合です。

 

足元は自分も不便なので雪かきをすると思います。

ですが、屋根や庭木の上はどうでしょうか。

 

例えばあまり雪が降らない地域だと、

屋根や庭木にまで積もった雪は雪かきしない場合も多いですよね。

 

ですが、その雪がある時どさっと一気に落ちて隣人の敷地に流れ込む事があります。

また、人が歩いている時に人の頭の上に落ちて来る事もあります。

 

特に高い所に降った雪は障害物がないのでかなりの量があります。

それが一度に落ちてくると、かなりのパワーがあり危険です。

 

もし屋根や背の高い庭木などにあまりに雪が積もっていたら、隣人トラブルを招く前に

雪かきするのがおすすめです。

 

もし自分でできそうにないなら、業者に頼むのも手ですよ。

物損ならまだ大丈夫ですが、人にケガをさせてしまうとかなりの大事になってしまいます。

雪が降ったら、足元だけでなく頭の上にも注意を向けておきましょう。

関連記事:路面凍結の条件や時間帯は?気温の目安や対策も詳しく解説!

雪かきのコツは?

隣人トラブルを避ける為の雪かきのマナーや範囲は分かったかと思います。

では最後に、雪かきのコツについて説明しましょう。

 

雪かきのコツ①・服装は重ね着で。

雪かきをしなければいけないほど雪が降るという事は、当然外は寒いです。

ですから皆さん外に出る時はかなりの厚着をしていきますよね。

 

ただ、室内は暖房がきいていて暖かいので中は薄着で上に分厚いコートを羽織るだけ、

という人もいると思います。

 

ですが、雪かきの時は別です。

 

雪かきは重労働ですので、すぐに体が熱くなります。

ですが、分厚いコート+薄着だと脱いだら寒くすぐに風邪をひいてしまいます。

 

ですから雪かきの時は一枚一枚脱いで細かく温度調整ができるように、

重ね着をするのがおすすめです。

 

雪かきのコツ②・雪かきをする前には準備体操をする。

皆さんは、運動をする前には必ず足を延ばしたりして準備運動をしますよね。

特に大人は、いきなり体を大きく動かすと途端にぎっくり腰になったり

足を捻挫したりしてしまいます。

 

雪かきも重労働ですので、ハードな運動と一緒です。

ですから雪かきをする前には、

必ず軽い準備運動をして体を慣らしてからにしてくださいね。

関連記事:駐車場の雪かきのやり方のコツ!雪を溶かす方法も詳しく解説!

 

雪かきのコツ③・雪はサイコロ状に切り取る。

「サイコロ状に切り取る」と言っても、

何を言っているのか分からないと思いますので、説明しますね。

 

雪山が目の前にあるとします。

 

雪かきに慣れていない人だと、そこにスコップ(シャベル)を平行に突き立てて

そのまま雪をすくうという風にしがちです。

 

ですがこれは体に負担が大きく、疲れやすいやり方になってしまいます。

 

雪山から雪をすくう時は、まず自分の手前から50cmほど離れた雪山の「上」に

突き刺すようにスコップ(シャベル)を入れます。

 

そうするとスコップ(シャベル)が入った部分だけ雪山が少しだけ崩れます。

雪山が少し崩れたら、それをスコップ(シャベル)ですくいます。

 

雪山からサイコロを切り出すようにして雪を取っていくという事です。

これならスコップ(シャベル)に乗せる雪の量を自分で調整できますので

体に負担の少ない雪かきをする事ができます。

 

降り積もった雪山は一気に崩すのではなく、

手前から少しずつ削いでいくようにするといいという訳ですね。

 

雪かきのコツ④・雪かきは、専用のスコップ(シャベル)を使う。

雪は意外に重く土とはまた違う質感なので、

雪かきをする場合は普通のスコップ(シャベル)ではなく

雪専用の「スノースコップ」を使うのがおすすめです。

 

雪かきに最適!スノースコップ(シャベル)

 

雪かきに使うものと言えばスコップ(シャベル)ですが、

雪かきではこのようなちりとり型のスコップ(シャベル)がおすすめです。

 

雪は意外と重いので、スコップ(シャベル)には耐久性と軽量性が求められるのですが

こちらはそのどちらも満たしているとても使いやすいスコップ(シャベル)です。

 

またこちらのスコップ(シャベル)は着脱式なので、

使わない時はコンパクトにまとめる事ができ場所も取らないのが魅力的ですね。

 

雪があまり降らない地域でも、一度降ると雪かきはとても大変なので

1つはこのような雪かき専用のスノースコップ(シャベル)を

用意しておくのをおすすめします。

 

以上が雪かきのコツです。

そして最後に、雪が降った時にぜひおすすめしたいグッズを紹介します。

雪道を歩く時はスパイクを

 

雪かきが必要なほど雪が降った時は、特に足元に注意が必要です。

雪は足を取られやすく、また中途半端に融けた場所は雪がシャーベット状になり

非常に滑りやすくなります。

 

そんな時におすすめなのが、こちらの靴に取り付けられるスパイクです。

あまり雪が降らない地域だと、雪靴を置いている所も少ないですよね。

しかも雪靴は分厚いのでかなりシューケースを圧迫してしまいます。

 

ですがこちらは普通の靴の靴底に取り付ける、要は「靴底だけ」の雪靴なので

靴箱の中でもそんなに場所を取りません。

 

特に家が坂の上にあるなどして雪が降ると転倒の危険性が高い場所に住んでいる人に

おすすめですよ。




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関連記事:マンションの寒さ対策!窓や床の防寒方法を詳しく解説!

最後に

雪かきは無造作に行っているようにも見えますが、実はマナーがありますし

雪かきをする範囲も一応ですが決まっています。

 

それらを無視して「自分の敷地さえ雪かきできればいい」という風に行動すると

必ず隣人トラブルを招いてしまいます。

 

積雪した時は誰のものでもない道路の雪かきの事もありますので

本来は隣人同士協力し合って行うものです。

 

きちんとマナーや範囲を守って、隣人とうまく雪かきをしてくださいね。



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