冬至にかぼちゃと小豆を食べる由来は?地域は北海道と東北?レシピは?

冬本番となる冬至の日には、「かぼちゃを食べて元気に寒さを乗り切ろう!」

といったポスターをスーパーで見かけますよね。

子供の頃にも、冬至にはかぼちゃの煮付けや、

かぼちゃと小豆を煮た、いとこ煮を食べていたという人も多いのではないでしょうか。

 

一年の内で最も昼が短く、夜が長くなる日である冬至。

また同時にこの日から段々と昼が長くなることから、運気が上向いていくとも

考えられています。

 

そこで今回は、冬至にかぼちゃを食べることの意味や、

地域によって違う冬至の食べ物の違いについて、その由来と合わせてご紹介します。




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冬至はいつ?何をする日なの?

冬至とは、二十四節気の22番目で、大雪と小寒の間になります。

北半球ではこの日が最も日が出ている時間が短いとされています。

この日に日本では、かぼちゃを食べる風習とゆず湯に入る風習があります。

 

元々二十四節気は、中国で考え出されたものです。

今の暦は太陽の動きに合わせた太陽暦が使われていますが、

古代では月の動きに合わせた太陰暦が使われていました。

 

ただ太陰暦は月の満ち欠けを周期としているため、どうしても季節のずれが生じ、

閏月を入れて調整する必要がありました。

そうすると季節に合わせて農作業をする人には、ずれを調整する手段がありませんので、

単純に季節を4つに分け、一年を12の節気と12の中期に分け、

季節を表すようにしたのが二十四節気なのです。

 

中国からこの二十四節気を取り入れた日本では、

中国との気候の違いを補うために、この二十四節気を元に、

さらに細かく気候に応じた七十二候という区分も使われています。

 

やがて暦が太陽暦に変わってからも、これらの季節を表す言葉は引き継がれ、

太陽黄経(地球から見た太陽の通る位置)が270度になる時を冬至としています。

 

この冬至の日は、毎年いつも同じではありませんが、だいたい22日前後で、

2018年と2019年は12月22日、2020年と2021年は12月21日となり、

2202年までの冬至は、12月21日か22日かのどちらかになります。

 

冬至は昔から、短くなった日が段々伸びていくことから、

「物事がよい方向に向かう縁起のよい日」とされ、

東京都新宿にある「穴八幡宮」では冬至祭が行われます。

 

穴八幡宮は開運や金運、商売繁盛に御利益があるのですが、

江戸時代からの歴史がある一陽来復御守には、金運アップの御利益があるとされています。

しかもこの御守り、冬至から節分までの約1ヶ月半のみの販売となっており、

家の中の柱や壁の高いところに、恵方に向けて春と御利益があるそうです。

しかも貼っていいのは冬至、大晦日、節分のいずれかの日の夜中の12時となっています。

 

休日ともなると1時間2時間の行列もざらというほどの穴八幡宮の御守りの

人気ぶりも気になりますが、

この冬至は「段々と陽の気が上がっていく」と共に、

古来から来年の農作の占いを行う重要な日でもあり、

また「死に一番近い日」とも考えられていました。

 

段々と日が長くなるとはいえ、寒さはどんどん厳しくなり、

畑ではもう何も取れませんから、秋に収穫したもので新しい年を迎えなければなりません。

さらに冬至を始めとする季節の変わり目には、

鬼などの悪いものが家に入り込みやすいと考えられていました。

当時は病にかかることも多く、病気を引き起こすのは鬼の仕業と考えられていたのです。

 

そのため冬至を始め、季節の変わり目には、鬼(悪いことや病など)を追い払うために、

儀式を行い食事をしました。

かぼちゃを食べるのは、野菜の少ない冬に食べることができる野菜であること、

そしてゆず湯に入るのは、寒さを祓い体を温める意味があります。




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なぜ冬至にはかぼちゃを食べるの?その由来とは

冬至にはかぼちゃを食べるので、

かぼちゃは冬の野菜と思っている方もいるかもしれませんが、かぼちゃは夏の野菜です。

かぼちゃには西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類があり、

日本かぼちゃは16世紀にポルトガルから伝えられました。

 

今一番多く流通しているのは西洋かぼちゃで、

こちらは明治時代になってから西洋から伝えられました。

ペポかぼちゃは、中身はそうめんのような金糸瓜やズッキーニがあり、

こちらはさっぱりした夏野菜としてよく知られています。

 

西洋かぼちゃと日本かぼちゃは、

熟成させることでデンプンが糖分に変わり、身が締まり美味しくなります。

表面の皮が固いので、涼しい場所でそのまま保存ができます。

収穫は夏から秋ですが、2、3ヶ月かけて水分を抜いてから食べ頃となるのです。

 

そのためかぼちゃは冬には収穫できない緑黄色野菜の代わりとして、

冬至から食べ始めるようになりました。

長期に保存ができることから「長生き」、さらに「南瓜」(なんきん)と呼ばれていたため、

運をつける食事をこの冬至の日にして、厄払いをするという風習が生まれました。

これが冬至の日にかぼちゃを食べる由来です。

 

また冬至の日に食べるかぼちゃをはじめとした野菜を「冬至の七種」といい、

縁起を担ぐために以下の野菜を一緒に食べるようになりました。

 

南瓜(なんきん)

蓮根(れんこん) 先が見通せるという意味も

人参(にんじん) 雪に埋めて保存したことから

銀杏(ぎんなん) 固い殻があり保存に向いていることから

寒天(かんてん) 寒い時期に作られることから

饂飩(うどん)  長期保存が可能で体を温めてくれることから

 

西洋かぼちゃは比較的新しい野菜ですが、

日本かぼちゃよりも5倍以上のカロテンが含まれています。

カロテンは体内でビタミンAになり、粘膜を保護する働きがありますので、

風邪などの菌から体を守ってくれます。




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北海道や東北での地域限定!「いとこ煮」とは?なぜ小豆が入るの?

いとこ煮とは、小豆を使った煮物料理のことをいい、郷土料理の一つです。

全国にあるわけではなく、北海道や東北地方の他、奈良県や山口県の萩市にも

独自のものがあります。

 

小豆は赤い色をしていることから、邪悪なものを追い払う力があるとされ、

季節の変わり目に食べるとよいとされています。

 

北海道

いとこ煮と呼ぶ地方もありますが、「冬至なんきん」という地方もあります。

甘いぜんざいを作り、その中にかぼちゃを入れて食べます。

 

山形

小豆を柔らかく煮た後、もち米を加えて砂糖と少量の塩を混ぜ合わせます。

鍋で煮る方法と炊飯器を使う方法があり、おもてなし料理として出されます。

 

北陸

大根や人参、里芋、ゴボウといった根菜とこんにゃくと油揚げを煮て、

下ゆでしておいた小豆を加えて、味噌や醤油で味付けをします。

浄土真宗の開祖である親鸞の命日に行われる報恩講で振る舞われる精進料理です。

 

奈良

小豆とかぼちゃを煮て、醤油で味付けをしたもので、

食べると風邪や中風を防ぐ御利益があるとされています。

 

小豆を茹で、砂糖と醤油を加えた出汁に入れて味を調えたものを冷まし、

かまぼこや白玉団子、しいたけを入れます。

会席料理の一つで、甘みはほとんどありません。

 

北海道では甘い赤飯と塩味の赤飯と2種類がありますが、

他の地域で食べるいとこ煮はおかずと同じ味付けです。

小豆自体は甘くはなく普通の豆で、砂糖や塩で煮ることであの甘い味になります。

そのため、小豆にはデザートのイメージがありますが、

実際には小豆入りのおかずになるわけです。

 

いとこ煮という名前の由来は、固いかぼちゃから煮て、

「おいおい(甥甥)」小豆を加えて煮る、またそれぞれ別に「めいめい(姪姪)煮る」

ことからこの名前になったとの由来が伝わっています。

関連記事:駐車場の雪かきのやり方のコツ!雪を溶かす方法も詳しく解説!

冬至にいとこ煮を作ってみよう!そのレシピをご紹介

小豆を茹でるのは量もあるし大変という人のために、

ゆで小豆を使って簡単にできるいとこ煮のレシピをご紹介します。

 

材料(2人分)

かぼちゃ 4分の1

ゆで小豆 お好みで

塩 少々

きび糖 小さじ1(ゆで小豆が甘いので入れなくても可)

 

作り方

 

かぼちゃは固い部分をカットし、食べやすい大きさに切って塩を入れて茹でます。

ゆで小豆は器に入れ、1分程度様子を見ながら温めて、かぼちゃの上にかけます。

 

小豆を買ってきて茹でてもいいのですが、

時間がかかるのとたくさんできてしまうので、すぐ食べたいという時には

こちらの方法がおすすめです。

 

ゆで小豆を茹でて作る場合は、保温性のあるポットに洗った小豆を入れ、

沸騰したお湯を入れて一晩置く方法もあります。

鍋に小豆を入れて砂糖と塩を加え、アクを取りながら煮詰めます。

 

たくさん作った場合は小分けにして冷凍保存も可能なので、

じっくり作りたい場合はこちらの方法もおすすめです。

いとこ煮にする場合は、味付けをせずにそのままかぼちゃの煮物に加えましょう。

 

かぼちゃは時間をかけて熟すのを待ちますが、時折固いものもあります。

そういった場合のかぼちゃは、普通に鍋で煮ると時間がかかってしまいます。

そんな時にお役立ちなのが圧力鍋です。

かぼちゃだけでなく煮込み料理は短時間でできますので、

ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。




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最後に

冬至にかぼちゃを食べるという風習は、なぜどんな由来で始まったのかを

ご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

関東では冬至にはこんにゃくを食べますが、地域によっても冬至に食べるものには

色々な違いがあって興味深いですね。

 

北海道や東北で作られているいとこ煮も、小豆とかぼちゃという組み合わせは驚きですが、

美味しいのでぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。





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