フライトドクターになるには資格が必要?年収や仕事内容について徹底解説!

ドラマや映画で話題の「コード・ブルー」。

緊急の患者だけでなく、災害や事故などで早急な治療が必要な患者を救うため、

日本でも全国に配置が叫ばれているフライトドクターという職業を、

このドラマで初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。

 

ドラマの影響もあって、フライトドクターになりたいという人も増えていますが、

実際にはどうすればフライトドクターになれるのか、

具体的にはどうすればなれるのか、その仕事内容も含めて

知っている人はまだまだ少ないのが現状です。

 

そこで今回はフライトドクターのことをよく知らないという人から、

ドラマで初めて知ったけどフライトドクターになりたい、という人のために、

フライトドクターの仕事内容や、フライトドクターになるためのステップについて、

詳しくご紹介します。




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フライトドクターとはどんな仕事?その仕事内容とは

フライトドクターとは、ドクターヘリに乗り込む医師のことをいいます。

事故や病気など、緊急の治療を要する患者は、一般的には救急車が病院に輸送します。

ただし救急車には消防から救急救命士が同乗しますが、

医師免許がなくできるのは応急処置であるため、

専門的な治療が必要な場合には、病院に医師を要請する依頼が入ります。

 

ただしそもそも病院がない離島や、病状の悪化などで急を要する場合は、

ドクターヘリを現地に向かわせ、応急処置を医師自身が施し、病院に搬送します。

その時にドクターヘリに同乗する医師のことを、フライトドクターと呼びます。

 

フライトドクターは医師であるため、

患者の状況を即時に見抜き、迅速な対応が可能です。

また大規模災害が起きた場合など、救急車だけでは対応できない場合なども、

ドクターヘリは高い専門技術を持った医師を乗せることにより、

多くの命を救うことにつながります。

 

2001年に日本で初めてドクターヘリが設置され、

2018年の3月現在、全国42都道府県の病院に52機のヘリが配備されています。

ただしドクターヘリを必要とする地域は多くあります。

 

海外と比べるとまだまだ日本のドクターヘリは少なく、

日本より国土が少し小さいドイツでも、国全体で80ヶ所設置されています。




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フライトドクターになるには資格が必要!どうすればなれる?

フライトドクターになるためには、3つの条件があります。

 

医師免許を持っていること

大学に設置されている医学部を卒業し、医師の国家試験を受けて合格し、

医師免許を取る必要があります。

医師国家試験は年1回、2月に行われ、3月に合格発表があります。

医師として必要な知識や技能を問われる試験であり、

マークシート方式で400問を2日かけて回答します。

 

試験に合格した後、医籍登録をして、厚生労働省から「医師免許証」が交付されると

医師としての資格を取得したことになります。

医師免許は永久に保持できるライセンスとなっており、更新は必要ありません。

 

医師として経験を積む

医師免許を取っても、医療行為の経験がないため、2年間は研修医であり、

指定された病院で研修を受ける必要があります。

その後自分が希望する医科で勤務しますが、

フライトドクターになりたい場合は、救急専門医になる必要があります。

 

ただし他の医科で経験を積んでから、救急医療医になる人もいます。

救急医療になったからといって、フライトドクターになれるわけではなく、

経験や知識、そして実際の実力などを考慮し、

フライトドクターにふさわしい人材として認められて初めて、勤務に就けるのです。

 

ドクターヘリを設置している病院に勤務していること

先にご紹介したように、日本には52の病院にドクターヘリが設置されています。

ドクターヘリを設置するためには、ヘリポートなど広い場所を確保する必要があり、

規模の大きい病院でなければ難しいのが現状です。

 

ただしそういった病院にいきなり勤務しなければいけない必要はなく、

他の病院で経験を積んでからその病院に移るという方法でも問題はありません。

ただし救急科専門医の資格を取ることも必要となりますので、

フライトドクターになるまでには、医師免許取得してからさらに5、6年はかかります。

 

さらに救急専門医としての経験は、定められた年数があるわけではなく、

フライトドクターとして認められるかどうかは、

最終的には病院側の判断となります。

 

フライトドクターを設置している病院で研修を受けた上で、

病院でフライトドクターの適性が認められれば、

フライトドクターになることができるのです。




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フライトドクターの仕事は?いつもは何をしているの?

フライトドクターは、救急専門医なので、通常は病院で勤務しています。

フライトドクターとして出動するのは、消防から要請があった時のみです。

 

フライトドクターが乗るドクターヘリは、病院にもよりますが

365日対応していますが、出動する時間は午前8時半から17時となっていることが多く、

また天候不良や視界が悪い場合は出動しません。

夜間の飛行がないのは、ヘリを下ろす場所が飛行場ではなく、場外となりますので、

照明がないなど危険が多いことが理由です。

 

またフライトドクターは一人ではなく複数人で交代に勤務しますので、

通常の勤務医とほとんど仕事内容は変わらないのです。

 

病院では当直や夜勤がありますが、フライトドクター自体には当直や夜勤はないので、

フライトドクターで通常は夜勤や当直をするという医師もいます。

病院の規模や医師の数などによって、当直や夜勤をするかどうかは病院の判断です。

 

フライトドクターの待遇については、病院ごとに決まっているため、

週休2日などで休日には呼び出しがない病院もある一方で、

担当になっている患者に何かあれば呼び出しがかかることもあります。

フライトドクターはあくまでも医師としての業務のうちの一つでしかありません。

関連記事:公務員の初任給や年収の平均は?ボーナスはいくら?

フライトドクターになりたい!気になる年収はどれぐらい?

フライトドクターはそれだけが専門の仕事ではありませんので、

ヘリに乗って出動することに対して手当てが支払われます。

ドクターヘリは毎日出動があるわけではないためです。

 

そのため、通常の年収は、各病院で設定されている救急専門医と同じです。

病院により設定に違いはありますが、免許取得後から何年経っているかで変わります。

 

さらに地域によっても年収には違いがあり、

最も平均年収が高いのは北海道、次いで中部、関東、関西となります。

ただしフライトドクターの場合は求人が多い地域や少ない地域があるだけでなく、

大きな病院になると年収は少なくなる傾向にあります。

 

そのため平均年収は医師免許取得から10年で1200万円ぐらいで、

病院によっては1500万円や1800万円、これにフライトドクターの手当てが加算されます。

ただしこの年収についても、

週5日勤務や週4.5日勤務といった設定が病院ごとに違いがあるため、

勤務の内容によっては年収が割に合わないと考える人も少なくありません。

関連記事:新入社員の挨拶メールの例文!社内・社外や件名についても詳しく解説!

フライトドクターはなるのが難しい?その理由と日本の現状とは

日本ではフライトドクターが必要である現状ではあるのですが、

通常の勤務をしながらフライトドクターもしなければならない現状であり、

通常の勤務だけで限界であることが少なくありません。

 

さらに現在全国に配備されているドクターヘリの数を見ても、

搭乗する医師の数には限度がありますので、

フライトドクターとしての経験や資格を持っていても、

実際に現場に出るフライトドクターになるのは狭き門といえます。

 

ただし大規模災害などが今後起きることを想定し、

ドクターヘリの拠点が増やされる可能性がありますので、

フライトドクターになるための準備は今からでも遅くはありません。

 

医師免許を取得してからも、様々な知識を身につける必要があるため、

まずは救急専門医を目指すことが必要です。

 

青森県で初めてのドクターヘリに乗り、救命救急の現場に携わっている医師の

ノンフィクションです。

まだ日本に数えるほどドクターヘリがなかった時代から、今や救命救急の最先端を

走る八戸ERでのリアルな体験やチャレンジが描かれています。

フライトドクターを目指す人にはおすすめの一冊です。




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最後に

話題のフライトドクターになるために必要な資格や、

フライトドクターの仕事内容についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

ドクターヘリのおかげで、出動する範囲が広がり、

一刻を争う患者さんへの手当てができるようになりましたが、

実際にはかなりの激務でもあります。

 

フライトドクターになるまでには、医学部を卒業してから

さらに時間がかかります。

それでもやりがいの多い仕事ですので、

ぜひそのあこがれを形にするため頑張ってみてはいかがでしょうか。



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