松竹梅の順番の理由や由来は?続きはある?逆でもいい?

おめでたい席や料理のコースなど、色々な場面で見かける「松竹梅」。

松竹梅と聞けば、松が上で梅が下というのが一般的ですよね。

 

でも、どうして松が上で梅が下なのでしょう。

順番で言えば、花の咲く梅の方が気品があって上の気がしませんか?

それに、どうして松・竹・梅の三本が選ばれたのでしょう。

松や梅は確かに日本中に分布してますが、竹は主に西日本でしか見かけられません。

 

松竹梅は日常生活の中で見かける言葉ですが、

その理由まではさすがにわからないですよね。

ここでは、松竹梅の順番の由来や理由、

松竹梅以降の続きがあるのかなど詳しく見ていこうと思います!




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松竹梅の意味と由来は?

松竹梅の順番について掘り下げて行く前に、

まずは松竹梅の由来を見ていきたいと思います。

 

松竹梅の由来は、中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と言われております。

 

「歳寒三友」は中国の宋代(960~1279年)から始まった画題のひとつで、

「寒い季節に友とすべき三つのもの」という意味です。

絵画の題材のテーマですね。

 

歳寒三友の画題の中で描かれているものが「松・竹・梅」なのです。

他にも、「梅・水仙・竹」が描かれる場合や、

三者のいづれかが単体で描かれたものがありますが、

日本に伝来してきたものは「松・竹・梅」が描かれたものでした。

 

この画題が平安時代(794~1185年)に日本に伝わり、

江戸時代(1603~1868年)以降民間の間で「松竹梅」として広く使われました。

 

一般的に知られている松竹梅は、

吉祥の象徴としておめでたいものとして使われていますよね。

しかし、歳寒三友の中で描かれる松竹梅には、

本来順番やおめでたいものを象徴する意味は含まれておりません。

 

上にも書いておりますように、

歳寒三友は冬の寒さでも色褪せずに凛と佇む三つの木を指します。

このため、清廉潔白など当時の画家の理想を表現したものとして

松竹梅は使われておりました。

松・竹・梅に順番はなく、全てで一つとして使われていたんですね。

 

松竹梅の由来は中国の「歳寒三友」であることはわかりましたが、

現在一般的に使われている意味とだいぶ違っていますね。

次項では、松竹梅が吉祥の象徴として使われた理由を詳しく見ていきましょう!




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松竹梅の順番の由来と理由は?

松竹梅が中国から伝来した平安時代頃は、

中国と同じ画家の理想として使われておりました。

松竹梅に優劣などの順番はなく、全てで一つとして平等に扱われております。

 

しかし、それぞれの植物が持つ象徴が「おめでたいものの象徴」として民間の間で浸透し、

江戸時代から「松竹梅=おめでたいものの象徴、価格や順番の表現」として

使われるようになったそうです。

 

それぞれの植物が持つ意味を詳しく見てみると・・・

 

<松>

「長寿・不老不死の象徴」

松は1年中枯れずに葉をつけている「常緑樹」です。

また1株に雌雄両方を有していることから、

「神が宿る神聖な樹木」として、

平安時代から「長寿」や「不老不死」の象徴とされてきました。

 

<竹>

「子孫繁栄の象徴」

生命力が強く多くの根を張り新芽を次々と出す様から、

室町時代から「子孫繁栄」の象徴とされてきました。

 

<梅>

「気高さ・長寿の象徴」

吉祥の象徴となった順番とされております。

寒い時期に花を咲かせる梅は「春を運ぶ植物」とされており、

樹齢が古くても春を先駆けて咲く様が、

江戸時代から「気高さ・長寿」の象徴とされてきました。

 

長寿や子孫繁栄など、確かにおめでたいものの象徴ですよね。

時代が流れるにつれ松・竹・梅がおめでたいものの象徴とされてきたため、

松竹梅という言葉が吉祥を表すものとして使われるようになりました。

 

松竹梅がめでたいものの象徴とされたのは、日本のオリジナルなんですね。

松・竹・梅は正月飾りとしても使われておりますので、

めでたいものの象徴となったのはわかりますね。

 

しかし、他にも松竹梅は価格設定や優劣などの順番として使われていますよね。

 

松竹梅に優劣をつけて使われるようになったのは、

江戸時代の寿司屋で価格設定の呼び方として使われたことがきっかけです。

 

今ではすっかりお馴染みですが、

江戸の寿司屋で「特上・上・並」の価格設定に対し、

「松・竹・梅」が使われ始めました。

 

特上や上はともかく、

「並で!」と注文するのは格好がつかず注文しずらいという配慮から、

松竹梅が使われ始めたそうです。

確かに、注文する際に「寿司桶の梅で!」と言う方が品があっていいですよね。

 

ここから、「松=特上、竹=上、梅=並」として使われるようになりました。

 

松竹梅の順番の由来が寿司屋だったとは・・・

いや、ある意味納得ではありますね。

今も寿司屋のメニューでは「松=特上、竹=上、梅=並」として使われていますからね!

 

松竹梅の順番の由来は「おめでたいものの象徴とされた時代順」と言われております。

 

この三者はまとめてめでたいものの象徴とされたわけではなく、

時代の流れと文化変化と共に吉祥の象徴とされてきました。

この流れを汲んで、「松が一番最初=上級」、「梅が最後=並」とされたようです。

 

他にも、松竹梅の単純な言葉の並び順とも言われております。

順番の由来について詳細はわかっていないようですが、

いづれにしろ江戸時代に価格設定として呼び始めたのが今まで伝わっている状況です。




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松竹梅は逆にしてもいいの!?

松竹梅の由来の部分でご案内しましたが、

松竹梅の本来の意味に優劣などの上下関係はありません。

また松竹梅自体もおめでたいものの象徴として使われているきらいがありますので、

順番はありませんし、平等なものとして上下もありません。

 

広く一般的に「松=特上、竹=上、梅=並」として伝わっておりますが、

実のところ逆にして使っても全く問題はないんです。

 

このため広く使われている「松=特上」という順番とは違い、

お店によっては「梅=特上」という様に逆の形で設定している場合もあるようです。

梅が可愛そうに・・・という訳ではないと思いますが、

気品のある梅を最上級として扱う店がもっと増えて欲しいなと思う私です。

 

松竹梅の設定はお店によって違うことがありますので、

メニューの中で見かけたときは違いを聞いてみたほうがいいかもしれませんね。

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松竹梅の続きは?

披露宴などの宴席では順序や場所を表すものとして

「松竹梅福禄寿鶴亀雪月花・・・」と続けている場合がありますよね。

広く使われているものでありますので、

松竹梅の続きなのでは?と思われている方もいるかもしれません。

 

しかしながら、松竹梅に続きはありません。

 

松竹梅の由来の部分でご案内しましたが、

松竹梅はもともと画題に描かれている三つのものをまとめて呼んだものです。

 

ですので、松竹梅は三つだけなんです。

宴席などで使われているあれは、

単純に縁起の良い言葉を並べただけだったんですね。




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最後に

いかがでしたでしょうか。

松竹梅について見てみましたが、

もともと順列がなかったというのは以外でしたね。

優劣を表すものとして認識していましたが、

確かに植物に優劣なんて存在しないですよね。

 

それでも物の価格などに植物の名前を使うあたり、

自然を生かして生活してきた日本人らしくてなんだかほっこりしますね。

松竹梅が広まって今でも一般的に使われている理由がわかる気がします。

 

日常的に使われている言葉を掘り下げてみましたが、

言葉の由来は意外と単純なものがきっかけなんですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!





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