ピンキリ語源や使い方!ピンの意味は?どっちが上?

日常会話の中で「ピンキリ」という言葉を聞く事がありますよね。

物の良し悪しや、値段などを語るときによく使われていたりすると思います。

 

しかし、よくよく考えてみると単語の意味がはっきりわからなかったりしませんか?

良い悪いだとして、ピンとキリではどっちが上なのかぱっと答えることができない、

なんてこともしばしばあると思います。

 

良いものと悪いものの幅を表しているとしても、

使い方によっては「上から下まで」を指していたり、

逆に「下から上まで」とする意味でも通じてしまうと思います。

 

そもとも、ピンとかキリとかってどういう由来があるのでしょうか?

ピン芸人なんて言葉も聞きますが、

ピンキリ合わせて使われる言葉とはまた意味の違う言葉ですよね。

 

何気ない会話の中に潜む疑問である「ピンキリ」。

何となくその場の雰囲気に合わせて理解してる風を装っていたけれど、

今更恥ずかしくてきちんとした意味を聞くことができない・・・なんてあなたに必見!

 

ここではピンキリの語源や意味、そして使い方について紹介していきたいと思います!




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ピンキリの語源やピンやキリの意味は?

ピンキリと片仮名で書くことが一般的ですが、

何となくごく最近から使われ始めた感じがしますよね。

 

そこまで古い歴史を感じないような言葉ですが、実際にはその歴史はかなり古く、

ピンキリが使われ始めた起源は室町時代(1338年)にまで遡ります。

 

室町時代といえば海外との交流が盛んになってきた時代で、

このときに海外から伝わってきた「ピン」が由来であると言われております。

ポルトガルから伝来してきた物の中に「天正カルタ」という札遊びがあり、

この札遊びにおける「1点」のことを「ピン」と呼んでいたことが由来とされております。

 

ピンという言葉そのものが伝わってきたようですが、

これはポルトガル語の「pinta (点数)」が語源とされているとも言われております。

 

花札を使って遊ぶ「おいちょかぶ」をやったことがある人であれば、

「シッピン」や「クッピン」という役をご存知であると思います。

それぞれ「4と1の組み合わせ」、「9と1の組み合わせ」の役を意味しておりますが、

ともにピンを1としていることがわかります。

 

ここからも、ピンは1を意味していることがわかりますね。

しかしピンは数字の1のみならず、

一番低い点数である「最低」という意味合いも含んでおり、

他にも数字の1関連で「一番初め、最初」というような使われ方もしておりました。

 

また、ピンとセットで使われることが多い「キリ」につきましても、

この「天正カルタ」が由来とされております。

 

天正カルタの札は全部で12枚あるのですが、

一番最後の12番目の札の事を「キリ」と呼んでいました。

 

なぜ終わりの札をキリと呼んだのかはっきりしていないようなのですが、

終わりを意味する「限り」が転じてキリとなったという説が

最も有力であると言われております。

「今回限り」を「これっきり」という風に言ったりしますが、

終わりを意味する単語として「キリ=限り、極限」と使われていたようです。

 

この様に、「ピン」と「キリ」はどちらもポルトガルから伝わってきた

「天正カルタ」が語源の由来とされております。

 

この時点ではまだ今のようにピンとキリがセットで使われることがなく、

それぞれ別の単語として使われており、

それぞれの言葉がセットで使われるようになったのは少し時代が流れてからになります。

 

今で言う「ピンキリ」という形で使われるようになったのは、

江戸時代(1603年)に入ってからとなります。

 

江戸時代から「ピンからキリまで」という1セットの慣用句として使われ始め、

このピンからキリまでを略したものが、「ピンキリ」なんです。

ピンキリって実は略語だったんですね。




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ピンキリはどっちが上なの?

ピンやキリが使われ始めた当初は、

「ピン=最初、最低」、「キリ=最後、最高」

として使われていたものと考えることができます。

 

ピンとキリでどっちが上であるか言葉の由来のまま受け取ると、

ピンの方が下でキリの方が上というような使い方がされているに様にとれますね。

 

しかし現在では、

「ピン=最初、最高」、「キリ=最後、最低」

という使い方をしております。

 

ピンキリを順序を現る時に用いる場合の意味合いは変わりませんが、

物の良し悪しを表す場合は使われ始めた当初とは全く逆の意味になっておりますね。

 

ピンなどの言葉が使われ始めた当初は、

実のところどっちが上でどっちが下かなど明確な決まりはなく、

どちらともとれる様な使われ方をしていたようです。

状況によってピンの方が上であったり下であったり。なんかややこしいですね。

 

しかし、「ピンからキリまで」という慣用句として使われるようになってから、

どちらが上か定着してきたと言われております。

「良い物から悪い物まで」という意味合いでピンからキリまでが使われるようになり、

この意味が現在まで伝わって一般的に利用されいくこととなります。

 

「良いものから悪いものまで」、「最上から最底まで」という意味として

ピンキリが使われるようになり、

その順番に倣う形で「ピン=良い方」、「キリ=悪い方」として使われる様になります。

 

ピンとキリではどちらが上かと聞かれますと、「ピンの方が上」となりますね。

どちらが上かはっきりわかって、使い方を間違えることもなくなりますね!




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現在のピンキリの意味や使い方

これまでの話しをまとめてみると、

「ピン=最初、良い物」、「キリ=最後、悪い物」

というような形で使われていることが分かりますね。

 

それ以外にも、ピンキリはかなり多様性のある言葉として利用されおります。

現在使っているピンキリの主な意味としては、

下記のような意味の使い方をしております。

 

最初から最後まで

良い物(最高)から悪い物(最低)まで

価格の高い物(高級品)から低い物(低級品)まで

 

「プロの仕事って行っても、やっぱりピンキリね。」

「包丁ってピンキリよねえ・・・」

などなど、良い悪い、高い安いなどの会話で使われることが多いとですね。

 

余談ではありますが、結局のところ言葉とは「相手に伝わること」に意味があります。

このため、たとえ使い方が誤っていたとしても、

大多数の人が正しい使い方であると認識している場合は、

それが正しい言葉の使い方へと変わっていきます。

 

言葉の使い方が変わっているものとしては、「確信犯」なんかが有名ですね。

 

確信犯の意味は「正しい行いと信じて罪を犯す」というものでしたが、

現在では「悪行と知らずに罪を犯す」という使い方が一般的です。

 

ピンキリの使い方が誤っているという話しではないですが、

言葉の意味とはその時代に生きる人たちの使い方によって変わっていくものなんですよね。

もしかすると、今後ピンとキリでどっちが上かも変わっていくかもしれませんね!




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最後に

いかがでしたでしょうか。

ピンキリの意味について掘り下げてみると、

結構面白い歴史があることがわかりましたね。

時代によって言葉は変わっていくと言われておりますが、

まさか使われ始めた当初とは全く逆の意味で今は使われているなんてビックリですよね!

 

何気なく使っている言葉の豆知識を知っていることで、

日常会話も弾んでいくことと思います。

それに何より会話の中で豆知識を披露できると自分の株がぐっと上がったりして、

会話をすること自体が楽しくなってきませんでしょうか?

 

日常に潜むふとした疑問について、少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!





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