初秋の候の時期はいつからいつまで?意味や読み方も詳しく解説!

時候の挨拶には色々ありますが、その中に「初秋の候」という言葉があります。

初秋なんてステキな言葉ですから、ぜひ使ってみたいですよね。

では、初秋の候というのは具体的にいつからいつまでの時期に使える言葉なのでしょうか。

 

ここでは初秋の候がいつからいつまでなのか、また意味や読み方・例文なども紹介します。

初秋の候について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。




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時候の挨拶って?

初秋の候は、「時候の挨拶」の一つです。

 

そこで、初秋の候がいつからいつまでなのか、

また意味や読み方・例文などを紹介する前に、

まずは「時候の挨拶」が何なのか軽く見ていきましょう。

 

時候の挨拶とは、相手に送る手紙や挨拶状などの文章などの

最初(綿密には頭語の次)に書かれる季節の決まり文句です。

 

では、なぜいきなり要件に入らず最初に季節の決まり文句を書くのでしょうか。

 

それは話の準備体操のようなものです。

 

運動もそうですが、普通の状態からいきなり運動を始めると体がびっくりして

うまく手足が動かなかったり下手するとケガをしてしまう事もありますよね

 

運動をする前にきちんと体操をしたりストレッチをしたりと準備運動をしっかり行う事で、

体も運動する体制を整える事ができます。

 

それは手紙でも同じです。

 

今の時代手紙は文通でもない限り、

「普段あまり話をしたり会ったりしない人」に送るものですよね。

 

また、手紙を出すという事はメールやラインでは伝え辛い、

かしこまった事を書く場合も多いです。

 

そんな普段あまりコミュニケーションがない人から

いきなり要件から入った手紙が来ると、相手も少し身構えてしまいます。

ですが、最初に季節の文句が来るとその印象は変わります。

 

時候の挨拶とは、

簡単に言えば全て「今こんな季節ですが、元気ですか?」という意味になります。

 

日本に住んでいれば季節はどこにいようと同じように巡ってきますから、

例えば「盛夏の候…」と書けば、うんうん、夏だね~と共感できますし、

「いかがお過ごしでしょうか?」と聞かれれば

気遣ってくれているなあと感じる事ができます。

 

こうして手紙の最初に一旦共通の季節の話題でお互いに納得して距離感を温めた所で

本題に入るというわけです。

 

この方が相手にとっても手紙の内容に入りやすいですから、

相手を気遣うだけでなく手紙を読む準備体操としても時候の挨拶は必要なんです。




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初秋の候の読み方や意味は?

時候の挨拶が何なのか分かった所で、初秋の候について見ていきましょう。

まず初秋の候の読み方ですが、初秋の候は「しょしゅうのこう」と読みます。

 

では、初秋の候にはどういう意味があるのでしょうか。

 

漢字が「秋の初め」と書くので、

字面からなんとなく「秋の最初、始まり」を指すような感じがしますよね。

 

実はその通りで、初秋の候は「秋が始まった頃」を表す言葉になります。

 

時候の挨拶は季節に合わせて色んな言い方がありますが、

初秋の候は、夏が終わり、秋が始まった頃に使われる決まり文句です。

 

この時期を表す言葉にはほかに、「早秋の候」「早涼の候」などがあります。




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初秋の候の時期はいつからいつまで?

初秋の候が、「秋が始まった頃」を表す言葉だというのは分かりました。

でもそれだとかなり大雑把ですよね。

 

季節の変わり目はかなりあいまいですから、「秋が始まった頃」と言われても、

それが紅葉が始まった頃からなのか、赤とんぼが飛び始めた頃からなのか、

はたまた秋分の日を過ぎた頃からなのかよく分かりません。

 

そんな曖昧な言葉を、例えば大切な取引先に送る挨拶分として使うのは少し心配です。

そこでここでは、初秋の候が具体的にいつからいつまでの時期を指すのか見ていきます。

 

まず、初秋の候が指すメインの月は「8月」です。

「秋」がつくので9月というイメージですが、意外ですよね。

そして「秋の始まり」でもあるので、9月の上旬も少し含みます。

 

では初秋の候が具体的にいつからいつまでになるのかというと

基本的には立秋(りっしゅう)から白露(はくろ)の前日までです。

 

立秋は秋の始まりを表す暦で、だいたい8月7日頃を指します。

そして白露とは草の葉に白い露が結ばれるという事で秋の深まりを意味し、

だいたい9月8日頃を指します。

 

立秋も白露も二十四節気と呼ばれる日本の古い暦のひとつです。

 

日付に「頃」とついているのは、これらの暦は毎年太陽の動きで暦の時期を決める為に

去年とは日付が若干ズレる事もあるからです。

 

また、この白露から「仲秋(ちゅうしゅう)」と呼ばれる時期に入ります。

仲秋とは陰暦8月の異名で、ちょうど秋の中間を指します。

 

仲秋まで来てしまうと秋も半分過ぎてしまった事なるので、

「初秋」は使えなくなるという事ですね。

 

つまり、白露の前日までが、秋の初めという事になります。

 

まとめますと、初秋の候というのは8月7日頃~9月7日頃まで使える言葉です。

 

ただ、8月7日というとまだお盆も前ですからさすがに早すぎるという事で、

お盆を過ぎてから使う人も多いですよ。

 

8月なのに「初秋」という言葉を使うのは少し抵抗があるかもしれませんが、

このような時候の挨拶はやや駆け足気味というか今の感覚とは少し違うので、

そういうものだとして安心して使ってください。

関連記事:晩夏の候の時期はいつからいつまで?意味や使い方も詳しく解説!

初秋の候の使われ方を例文で見てみよう

初秋の候の読み方や意味、

実際に使える時期はいつからいつまでかというのは分かりましたね。

 

では、次は初秋の候が具体的にどういう使われ方をするのか例文で見てみましょう。

 

まず例文の前に、「頭語」について少し説明します。

頭語とは、初秋の候のような時候の挨拶の前に来る言葉です。

 

頭語は「拝啓」「謹啓」「前略」など手紙の一番最初に来ます。

 

また頭語には色々種類がありますが、

相手との関係によって言葉が変わるだけで意味は全て同じです。

 

ではどういう意味かと言うと、電話でいう「もしもし」のような意味です。

さきほど時候の挨拶を手紙の準備運動に例えましたが、これも同じようなものですね。

 

相手が手紙を読む時に、気持ちよくすっと入っていく事ができます。

 

さて、この頭語を書いたら

次はいよいよ「初秋の候」と言うような時候の挨拶を書きます。

 

ただ、頭語を書く上でひとつ注意しなければいけない頭語があります。

それは、「前略」という言葉です。

前略も頭語のひとつで、手紙の一番最初に書くものです。

 

ですが意味は先ほどの「もしもし」ではありません。

 

では前略とはどういう意味かと言うと、

「時候の挨拶などは省略して、さっそく本題に入らせてもらいます」

という意味になります。

 

つまり、前略は「時候の挨拶を省略しますよ」という意味なので、

前略の後には時候の挨拶は来ないんです。

 

例えば文通などで頻繁に手紙をやり取りしていて

マメにコミュニケーションを取っており今更時候の挨拶なんて必要ないという場合や

家族などとても親しい間柄ですぐに要件に入ってもお互いに気にしない場合は

「前略」で済ます事もできます。

 

ですから、もし時候の挨拶を書きたい時は

逆に頭語に「前略」だけは使わないようにしましょうね。

 

では、初秋の候を使った例文を見てみましょう。

 

  • 例文1

拝啓

初秋の候、残暑厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。

 

  • 例文2

拝啓

初秋の候、立秋とは名ばかりの暑さ続きでございますが、皆様お変わりございませんか。

 

  • 例文3

拝啓

初秋の候、朝夕には秋風が感じられるようになってまいりましたが、

皆様にはますますお元気でお過ごしと存じます。

 

初秋の候は、このような感じで使います。

 

ただ、これで終わりではありません。

頭に頭語・時候の挨拶が来たら、手紙の終わりにも同じような組み合わせが来ます。

 

手紙の冒頭の書き方を紹介しましたので、

次は手紙の締めの書き方について見ていきましょう。

 

手紙の冒頭は、頭語+時候の挨拶がセットでしたよね。

実は手紙の締めも、そのようなセットが来ます。

 

冒頭では「頭語」と言いましたが、締めに来るのは「結語」と言います。

この頭語と結語は2つでセットで、言葉も決まっています。

 

また手紙の締めでは順序が逆になり、時候の挨拶(の続き)+結語という順番になります。

 

まず最初に述べた時候の挨拶の続きが来て、次に結語で締めるという事ですね。

 

ではまず時候の挨拶から説明しましょう。

 

時候の挨拶も、頭語の次の時候の挨拶では言葉は何であれ、

「今はこんな季節ですが、元気に過ごしていますか?」という意味でしたね。

 

これを締める続きの挨拶という事になりますので、

締めにくる時候の挨拶は

「まだこのような季節が続きますが、引き続き健康に過ごしてくださいね」と

結ぶのが決まりとなっています。

 

次に結語について説明しましょう。

結語は頭語とセットで、手紙の一番最後に来る言葉です。

 

例えば、手紙の頭語でよく使われる「拝啓」の結語は「敬具」です。

結語にはほかに「拝具」「謹言」などがありますが、拝啓にくっつくのは「敬具」のみです。

 

ですから、拝啓と書いたら必ず敬具で締めなければいけません。

 

頭に拝啓だけ書いて手紙の最後は何もなし、というのはダメだという事です。

 

他にも「拝呈」という頭語には「敬白」という結語がつきますし、

「謹呈」という頭語には「謹白」という結語がきます。

 

このように頭語と結語は相手が決まっていますから、

言葉の響きで適当に選ばないようにしてくださいね。

 

ちなみに、時候の挨拶を省略する「前略」という頭語にも結語があります。

それは「草々」です。

 

ですから前略を使った場合は最初と最後の時候の挨拶は必要ありませんが、

結語は必要なので忘れないようにつけてくださいね。

 

さて、これを踏まえて

文章の最後に来る時候の挨拶(の続き)と結語を見てみましょう。

 

  • 例文1

時節柄、風邪などお召になりませんようお気を付け下さい。 敬具

 

  • 例文2

まだまだ暑さもまだ続きそうですので、

くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 敬具

 

  • 例文3

季節の変わり目などで体調など崩されないよう、お体を大切にお過ごし下さい。 敬具

 

このようになります。

頭と結がびしっと決まれば、かなり格好の良い文章になりますよ。




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関連記事:向秋の候の時期はいつからいつまで?意味・読み方や例文もご紹介!

最後に

初秋の候は、8月7日頃から9月7日頃までを指す言葉です。

ただ、使う時期は間違っていませんがお盆前に「初秋」というのは

さすがに早すぎるという事で、お盆が明けてから使う人も多いですね。

 

時候の挨拶にはほかにも色んな種類の言葉ありますから、

うまく使い分けて格好よく使いこなしてくださいね。





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