向秋の候の時期はいつからいつまで?意味・読み方や例文もご紹介!

時候の挨拶には色々ありますが、その中に「向秋の候」という言葉があります。

では、向秋の候というのは具体的にいつからいつまでの時期に使える言葉なのでしょうか。

 

ここでは向秋の候がいつからいつまでなのか、また意味や読み方・例文なども紹介します。

向秋の候について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。




スポンサーリンク





時候の挨拶って?

向秋の候は、「時候の挨拶」の一つです。

 

そこで、向秋の候がいつからいつまでなのか、

また意味や読み方・例文などを紹介する前に、

まずは「時候の挨拶」が何なのか軽く見ていきましょう。

 

時候の挨拶とは、相手に送る手紙や挨拶状などの文章などの

最初(厳密には頭語の次)に書かれる季節の決まり文句です。

 

では、なぜ最初に季節の決まり文句を書くのでしょうか。

 

人とのコミュニケーションをとる上でよく言われもので

どんな人とでも合う話題は天気

人とうまく会話をしたいなら、まずは今日の天気の事から話す

 

というものがあります。

 

ニュースは見たり見なかったりする人もいますが、

天気と言うのは全員に平等にやってくる現象ですし

たいがいの人が「今日の天気はどうだった」のかを知っていますから

誰にでも通じる分かりやすい話題になりますし、話を始める良いとっかかりにもなります。

 

それは手紙でも同じです。

と言っても、天気だと近くに住んでいる人同士ならいいですが、

遠くに住んでいる人とは話が合わない事もありますよね。

 

そこで私たち日本人の文化には、

手紙など遠くの人に伝える事の多い文章を書く時にはまず

「季節の事」を書くという風習があります。

 

季節ならどこに住んでいようと同じように巡ってきますから、

相手が理解できないという事もありません。

 

そして手紙の最初に、「夏で暑いですね」「冬で寒いですね」と持ってくる事で

話のとっかかりを掴むのと同時に、

「暑いですが体調は大丈夫ですか?」「寒いですが風邪など引いていませんか?」と

結ぶ事で、相手へ気遣い見せる事もできます。

 

相手としても、いきなり文章で「あの件だけどさ…」と本題に入られるより、

まずは季節の話で「うんうん、そうだね」と頷いてからの方がより

自然に話の内容に入る事ができます。

 

ですから、相手に気持ちよく手紙を読んでもらう為にも

まず季節の話をして場を温めるという、時候の挨拶は必要なんです。




スポンサーリンク





向秋の候の読み方や意味は?

時候の挨拶が何なのか分かった所で、向秋の候について見ていきましょう。

まず向秋の候の読み方ですが、向秋の候は「こうしゅうのこう」と読みます。

 

では、向秋の候にはどういう意味があるのでしょうか。

漢字が「秋に向かう」と書くので、

字面からなんとなく「夏から秋に向かう中間の時期」を指すような感じがしますよね。

 

実はその通りで、向秋の候は

「夏がじわじわ終わり、秋が始まる頃」を表す言葉になります。

 

時候の挨拶は季節に合わせて色んな言い方がありますが、

向秋の候は夏の終わり~秋口に使われる決まり文句です。

 

ですから、夏の終わりに出す残暑見舞いに書かれる事が多いです。




スポンサーリンク





向秋の候の時期はいつからいつまで?

向秋の候が、「夏の終わりから秋口にかけて」を表す言葉だというのは分かりました。

でもそれではかなり漠然としていますよね。

 

自分の中では「まだ夏が完全に終わっていないから」と考えて

向秋の候という言葉を使ったとしても、

相手から見たら「もう完全に秋なのに、ちょっとズレてるなあ」なんて

思われる事もあります。

 

そこでここでは、向秋の候が具体的にいつからいつまでの時期を指すのか見ていきます。

 

まず、向秋の候が指す月は「8月」です。

「秋」がつくので9月と思われがちですが、

意味のメインは「夏の終わり」なので8月なのです。

そして「秋に向かう季節」なので、8月の中でも下旬を指します。

 

そして向秋の候は残暑見舞いに使われる時候の挨拶なので、

残暑見舞いを出す時期=「向秋の候」が使える時期と考えて大丈夫です。

 

残暑見舞いを出す時期と言うのは、

一般的には立秋(8月7日頃)から8月31日までとされています。

 

ですから、向秋の候がいつからいつまで使えるのかと言えば

「8月7日頃~8月31日」まででしたら問題なく使って大丈夫です。

 

ただ、立秋は年によって日付が若干変わる事があります。

 

今年の立秋がいつなのかは、

こちらの国立天文台のサイトの「二十四節気」から確認する事ができますので、

チェックしてみてくださいね。

関連記事:コンプライアンスの意味や使い方!簡単にわかりやすく解説!

向秋の候の使われ方を例文で見てみよう

向秋の候の読み方や意味、

実際に使える時期はいつからいつまでかというのは分かりましたね。

 

では、次は向秋の候が具体的にどういう使われ方をするのか例文で見てみましょう。

 

向秋の候のような時候の挨拶は、「頭語」の次に書きます。

頭語とは、「拝啓」「謹啓」「前略」など手紙の一番最初に来る言葉です。

頭語には色々種類がありますが、相手との関係によって変えるだけで意味は全て同じです。

 

ではどういう意味かと言うと、それは実に簡単で「どうもどうも」という意味があります。

電話で言う「もしもし」と同じですね。

 

無くても一応成立はしますが、時候の挨拶と同じであった方が

よりスムーズにコトを進める事ができます。

 

この頭語の後に、向秋の候というような時候の挨拶が来ます。

 

ただ、ひとつだけ例外があります。

 

それは「前略」という頭語です。

前略と言うのは、先ほどの「どうもどうも」や「時候の挨拶」を

「略してさっそく本題に入りますが…」という意味があるので、

前略とつけた場合には時候の挨拶は書きません。

 

この場合は、すぐに要件に入ります。

ですからもし時候の挨拶を書きたい時は、頭語に「前略」は使わないようにしましょうね。

 

では、向秋の候を使った例文を見てみましょう。

 

  • 例文1

拝啓

向秋の候、残暑厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。

 

  • 例文2

拝啓

向秋の候、立秋とは名ばかりの暑さ続きでございますが、皆様お変わりございませんか。

 

  • 例文3

拝啓

向秋の候、朝夕には秋風が感じられるようになってまいりましたが、

皆様にはますますお元気でお過ごしと存じます。

 

向秋の候は、このような感じで使います。

 

ただ、これで終わりではありません。

頭に頭語・時候の挨拶が来たら、手紙の終わりにも同じような組み合わせが来ます。

 

次は、手紙の終わりの文の書き方について見ていきましょう。

 

まず手紙の最初で使った「頭語」ですが、

頭語には「結語」という言葉がセットになっています。

 

拝啓の結語は「敬具」です。

拝啓を書いたら、手紙の最後は必ず敬具で締めなければいけません。

頭に拝啓だけ書いて手紙の最後は何もなし、というのはダメだという事です。

 

他にも「啓上」という頭語には「拝具」という結語、

「謹啓」という頭語には「謹言」という結語という風に

頭語と結語はそれぞれ決まったペアの言葉がありますから、

ちぐはぐな言葉を使わないように気をつけてくださいね。

 

そして時候の挨拶も、頭語の次の言葉では

「これこれこういう季節ですが、お元気ですか?」という意味を含んでいるので、

最後は「これこれこういう季節ですが、お元気でお過ごしくださいね」と

結ぶのが決まりとなっています。

 

これを踏まえて、文章の最後に来る時候の挨拶と結語を見てみましょう。

 

  • 例文1

時節柄、風邪などお召になりませんようお気を付け下さい。 敬具

 

  • 例文2

まだまだ暑さもまだ続きそうですので、

くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。 敬具

 

  • 例文3

季節の変わり目などで体調など崩されないよう、お体を大切にお過ごし下さい。 敬具

 

このようになります。

 

頭と結がびしっと決まれば、かなり格好の良い文章になりますよ。

関連記事:迎え火と送り火の日にちや時間はいつ?東京では?




スポンサーリンク





最後に

向秋の候は、「秋へ向かう」と書く通り

夏の終わりから秋の始まりまでを表す言葉です。

 

具体的には立秋から8月31日頃まで使える時候の挨拶で、

ちょうど残暑見舞いの季節と被るので

よく残暑見舞いのハガキの定型文として使用されます。

 

今回の記事では意味や読み方のほかに例文も載せているので、

ぜひ時候の挨拶をうまく活用して、ステキな文章を作ってみてくださいね。

関連記事:盂蘭盆会の意味や由来!お盆との違いは?





スポンサーリンク


サブコンテンツ