迎え火と送り火をまたぐやり方は?木はオガラを使うの?

亡くなったご先祖様が家に帰ってくるとされている、お盆。

 

そんなお盆の風物詩と言えば迎え火と送り火ですよね。

日本の夏の代名詞のひとつもされ何とも風情のある心和む風景です。

 

実は、この迎え火と送り火ですが、

地域によってはまたぐところあるってご存知でしたか?

また、迎え火と送り火の際に燃やす木を

「オガラ」というって、ご存知ですか?

 

またぐって何?そのやり方は?

燃やすものはオガラじゃなきゃダメなの?

そもそもオガラってなに?

 

今回はそんな迎え火と送り火の

意外と知らない「気になること」を調べてみました。

 

しっかりチェックして今年のお盆は

ご先祖様をきちんとお迎えできるようにしていきましょう。




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迎え火と送り火とは?

まずは基本となる迎え火と送り火について

見ていきましょう。

 

言葉や雰囲気は知っていてもいざ、自分がやるとなると

わからなかったりしませんか?

 

何を隠そう、私がそうでして毎年お盆には亡き父の為に

実家の母が迎え火、送り火をしているのですが、

私はボンヤリと見ているだけ。

 

いい歳をして恥ずかしいのですが、もし、「やれ」と言われても

さっぱりわかりません。

 

なので、まずは迎え火と送り火について

改めて見ていきたいと思います。

 

迎え火と送り火はいつやるの?時間帯は?

迎え火と送り火、もちろんお盆の時期に

行われるのですが、地域によってそのお盆の時期は異なります。

 

多くの地域は8月15日前後になるのですが

東京や神奈川県の一部、沖縄など、

7月15日前後の地域もあるようです。

いずれにしても、

 

迎え火は(7月、8月の)13日の夕方

送り火は(7月、8月の)15日の夕方か、16日の夕方

 

になり、ご先祖様に少しでも長く居て頂きたい場合は

16日の夕方に行われることが多いようで、

 

迎え火は、薄暗くなった夕方に火を灯すことで

「あなたの家はこちらですよ」と、ご先祖様に目印を作っている

 

送り火は、ご先祖様が無事に天に帰れるようにと火を灯す

 

などの意味があるとされています。

 

迎え火と送り火とは、ご先祖様がこちらの世と天とを

無事に行き来出来るようにするための目印になるのです。

 

迎え火と送り火のやり方は?

もともとの迎え火と送り火のやり方としては、

ご先祖様のお墓で「オガラ」を燃やして

それを迎え火としてご先祖様と共に家に持ち帰っていました。

 

また、送り火は仏壇のロウソクから

オガラに火を移してオガラを燃やし、

ご先祖様のお墓に持って行っていたそうです。

 

ところが現在では、お墓が遠いなどの事情もあり

そのやり方が困難なこともありますよね?

 

そこで、最近では家の玄関前で迎え火と送り火を行うことが

一般的とされているそうです。

 

迎え火のやり方(13日の夕方)

 

1、盆提灯に火を灯す

2、焙烙(ほうろく)にオガラを入れて焚き合掌をする

 

これにより先祖の霊は燃やされた煙に乗って

家に戻ってくるそうです。

 

送り火のやり方(16日の夕方)

 

お盆が明けた16日(もしくは15日)の夕方に

迎え火をした同じ場所で迎え火と同じように火を焚いて

ご先祖様を見送ります。

 

来年もまた来てくださるように

「ゆっくりと天に帰ってください」と、

祈りながら見送るといいそうですよ。

 

また、マンションなどの集合住宅で、火を燃やすのが難しい場合などは

盆提灯などを玄関先やベランダなどに下げておくやり方もあるようですよ。

 

「提灯を下げる場所もない!」そんな場合は、

最近ではこのような小さめの盆提灯もあるようです。

 

 

省スペースに置いておけるタイプの盆提灯です。

 

マンションなどで軒先がなくて下げられない場合も、場所をとらずに

置いておけるので便利ですよ。

 

火を使わない電池式のLEDロウソクを

使用できるのも安心ですよね。

 

ただ、新盆の場合(四十九日が過ぎて初めてのお盆)

柄の入っているものでなく、こちらのような

白い提灯を使う必要があるので注意が必要です。

 

 

新盆の時の一度きりの使用となるようですが、

ご先祖様の為にきちんと用意するようにしましょう。




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迎え火と送り火、木はオガラを使うの?

さて、先の迎え火と送り火のやり方にも出てきた「オガラ」

「焙烙(ほうろく)にオガラを入れて焚く、燃やす・・」

 

などとされていますが、オガラってそもそも何だかご存知ですか?

ちなみに焙烙はご存知でしたか?私、恥ずかしながら知りませんでした。

 

まず焙烙とは、平べったい素焼きのお皿のことになり、

この上にオガラを乗せて燃やしていきます。

 

そしてオガラとは、漢字では「麻幹」と書き、

皮を剥いだ麻のことで、お盆の時期になると

ホームセンターや、仏具店、花屋などで市販されています。

 

また、最近ではインターネットでも入手可能で

このような焙烙とオガラが一緒になった便利なセットもあります。

 

 

シンプルで質素な感じが優しい陶器のお皿と

オガラ10本がセットになっています。

もちろんサイズもピッタリ。

 

お盆をお迎えする前に早めに用意しておくと安心ですよね。

 

また、オガラの特徴については、

 

見た目は藁のような感じで、燃えやすい

昔の茅葺屋根や、世界遺産の白川郷の合掌造りの屋根に使われている

 

などになるようで、

地域によってはオガラではなく

 

稲藁

カンバと呼ばれる白樺の皮などを乾燥させたもの

松明

ロウソク

 

などを、燃やすこともあるそうです。

 

先に触れた新盆の際に使用した白い提灯を

送り火の際に燃やすこともあるそうですよ。




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迎え火と送り火をまたぐやり方は?

迎え火と送り火をまたぐ・・?

ちょっと不思議な感じもしますよね。

私、こちらも知りませんでした。

 

その言葉通り、迎え火と送り火を焚いた後「その焚いた火をまたぐ」という

習慣がある地域があり、東京などの都市部で多く見られるそうです。

 

やり方としては、

「玄関の方向から外に向かって迎え火や送り火を

またぐことを3回繰り返す」

そうです。

 

知らないと、ちょっと驚きですよね!

ご先祖様をお迎えする為に焚いた火なのに

またくだなんて失礼ではないの?

などと、思ってしまいますが

 

「またぐことで厄除けになる」

と、言われているそうです。

 

煙にはお清めの意味もあることから火を焚いてそれをまたぐことで、

悪い物などを払い落として身体を清めるという意味をもつそうです。

 

迎え火を3度またぐことで、

病気から身体を守り健康維持が出来る

 

送り火を3度またぐことで、厄除けが出来、家内安全となる

 

などとされているそうですよ。

 

その習慣を知らないと、少し抵抗を感じてしまいますが、

厄除けになるのなら、ぜひとも「またぐ」必要がありそうですよね!

 

とはいえ、地域によっては「またぐ」という習慣を

全く知らないところもあります。

 

唐突にまたぐことはせず

ご家族や周囲の方などに予め確認してから

またぐようにしましょう。

 

また、火のついた迎え火や送り火を

またぐのはやはり危険をともないますので

じゅうぶんに注意を払ってくださいね。

 

「ご先祖様を丁寧にお迎えして

自らの身も清めご先祖様を無時に送り出す」

お盆の過ごし方もより味わい深くなりそうですよね。

 

災いのない穏やかな日々の暮らしに繋がる気がします。

今年はこれまで以上に心を込めて迎え火と送り火を行ってみましょう。




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最後に

迎え火と送り火について、

使うオラガの木や、迎え火と送り火をまたぐ

そのやり方について見てきました。

 

迎え火と送り火をまたぐことにとにかく驚いてしまいましたが、

それと同時にお盆をもっと丁寧に過ごしてみたくもなりました。

 

今年のお盆は迎え火と送り火を実家の母任せにしないで、

きちんと私もやってみようと思います。

 

もちろん、またぐこともしますよ!

ちょっと、母に偉ぶって教えてあげるつもりです。

 

きっと、そんな様子を父も笑顔で見てくれていると

信じています。

 

ご先祖様の為にも自分達の為にも日本の素敵な習慣を

大事に過ごしていきましょう。





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