レントゲンの回数や頻度の体への影響は?被曝量は大丈夫?

皆さん誰しも受けたことがあるであろうレントゲンの検査。

X線という放射線を使った検査であることはご存じかと思いますが、

放射線と聞くとやはり心配になってしまうのは体への影響ですよね。

毎年健康診断で胸部のレントゲンを撮っている方も多いでしょうし、

病気や怪我によっては経過観察によるレントゲンの頻度も増えます。

 

そこで今回は、レントゲンの被曝量が体に与える影響について紹介していきます。

レントゲンの回数や頻度についても触れているので、

参考になさってください。





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レントゲンの被曝量は?

レントゲンは、体の中身を体に傷を付けることなく観察することができる、

今の医療には欠かせない検査の一つと言えるものです。

レントゲンには、肺や腸の異常や骨折の検索など、幅広い検査目的があります。

また、X線と呼ばれる放射線を使用していることも広く知られていることでしょう。

医療機関では、正式には「一般撮影」「単純撮影」などと呼ばれますが、

X線という放射線を発見したレントゲンという人の名前から、

今でも慣例的にレントゲンと呼ばれることが多いです。

 

そして、病院やクリニックで受ける検査の中でも、

レントゲンは採血に次いで代表的なものと言えるでしょう。

咳が止まらない、お腹が痛い、骨折してしまったなどなど、

様々な場面でレントゲンの検査を受けることになります。

 

また、健康な方でも年に一回の健康診断で胸部のレントゲンを撮影したり、

胃のバリウム検査を受けたりなど、

日本ではレントゲンの機会は避けられないと言えるでしょう。

 

そうなるとやはり気になるのはレントゲンによる被曝量ですよね。

そして、その被曝量で体に影響が出るのかどうかということです。

 

しかし、レントゲンの被曝量は、どの部位を撮るかによっても異なりますし、

各病院の方針や使用している機器によっても異なってきますので、

一概に論じることはできません。

あくまで参考としてくださいね。

 

例えば、最も受ける機会が多いであろう胸部のレントゲンで考えてみると、

1回あたりの被曝量は、大体0.05mSvと言われています。

ちなみに「mSv」というのは「ミリシーベルト」と読みます。

 

また、お腹のレントゲンでは0.6mSv、バリウム検査で2.0mSv、

歯医者などで撮られる歯のレントゲンで0.02mSv程度と言われています。

骨折などで四肢のレントゲンを撮った場合は大体0.1mSv~0.3mSv程度となります。

検査の際に担当者に聞くと教えてもらえる場合もありますので、

心配な方は確認しても良いでしょう。

 

ちなみに、私たちは普通に生活しているだけでも放射線を浴び、被曝しています。

主な被曝原因は太陽から降り注ぐ放射線、大地や空気中に存在するラドンによるものです。

その積算量は、世界平均で年間2.4mSvと言われています。

つまり、直射日光を浴びるほど被曝量は増えますし、

太陽に近くなる赤道付近の国では年間の被曝量はさらに高くなります。

 

また、飛行機に乗って太陽に近づくことでも被曝量は増え、

東京-ニューヨーク間のフライトでの被曝量は0.1mSv以上と、

実は胸部のレントゲンの被曝量よりも多いのです。

 

そう考えると、

レントゲンの被曝量はあまりたいしたものではないような気がしてきますよね。

続いては、具体的にレントゲンの被曝量が体に与える影響について見ていきましょう。





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レントゲンの被曝量で体への影響は?回数や頻度によっては危険?

レントゲンの被曝量はさきほど紹介しましたが、

問題はその被曝量で体にどんな影響が出るのかということですよね。

また、骨折などで何度も通院してレントゲンの回数や頻度が増えたり、

入院して毎日レントゲンで経過観察をすることになると、

体への影響の不安は余計に強まりますよね。

 

ここからは、レントゲンの被曝量で体に影響があるのか、

回数や頻度が増えた場合はどうなのかということについて述べていきます。

 

結論から言えば、実はほとんど影響はありませんので安心してください

それでは、順を追ってみていきましょう。

 

まず、多くの方がレントゲンの被曝量で一番気にされるのは、発がんリスクの上昇です。

これは世界的にも関心が高く、研究が盛んに行われている領域になります。

その結果、発がんリスクの上昇として設けられている基準値は「100mSv」となっており、

100mSvの被曝量でがんによる死亡率が0.5%上昇すると報告されています。

100mSv以下の被曝量については発がんリスクの上昇の観測が極めて難しいとされ、

現在も活発な議論が行われていますが、

体への影響があったとしても非常に少ないものと考えられています。

 

また、がん以外にも被曝による体への影響はいくつかあります。

がん以外の体への影響に関しては

閾値(しきいち)というものが研究によって明らかにされており、

その閾値を超える被曝量にならない限り、症状が全く出ないことがわかっています。

 

代表的なものとしては、白血病などの原因になる骨髄の機能低下の被曝量閾値が500mSv、

皮膚の一過性脱毛の被曝量閾値は3000mSv、

生殖腺被曝による一時不妊の被曝量閾値は男性で150mSv、女性で650mSvとなります。

また、胎児への体の影響が出る被曝量閾値は100mSvとされています。

 

さて、さきほど紹介したレントゲンの被曝量は胸部で0.05mSvでした。

発がんリスクの上昇の閾値の100mSvと比べると、

単純に2000回レントゲンの検査を受けて初めて到達する被曝量になります。

しかもこの閾値は、短時間に浴びた場合を想定しているので、

何年にも渡って積算された被曝量ではあまり関係がないとも言われています。

 

このように、レントゲンは常識的な回数・頻度では

体に与える影響はほとんどないということがお分かりいただけたかと思います。

各医療機関が患者用に作成している被曝量の説明書などでも、

基本的に検査による被曝で体に影響が出ることは無いとの記載があります。

むしろ、検査を受けないことによって病気が見つからないことによる

不利益の方が大きいでしょう。

 

また、子供の場合放射線に対する感受性が高く影響が出やすいと言われていますが、

大人と比べて体が小さいので、その分必要なX線の量も少なくなります。

子供の場合も、レントゲンの体への影響を心配する必要はないでしょう。

 

しかし、どうしてもレントゲンによる影響が不安だという場合は、

医師に相談して、被曝の無い検査で代替できないか相談してみるのも良いでしょう。

現在は、超音波検査やMRIなど、放射線被曝の無い検査の技術も進歩しているので、

レントゲン以外の検査で病気の診断が可能な場合もあるようです。





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レントゲンの被曝量や回数・頻度の体への影響をもっと知りたい方にオススメのアイテム!

・ちくま文庫「レントゲン、CT検査医療被ばくのリスク」

 

実は、現在の日本は医療での被曝量が増加傾向にあります。

こちらの本は、その原因や歴史について触れ、医療被曝の危険性を訴える1冊です。

ほとんど影響がないと言われているレントゲンですが、

やはり受けずに済むならそれに越したことはありません。

 

被曝することでどのような危険があり、

最終的には今の日本の医療の問題点にまで言及しているこちらの1冊を読めば、

レントゲンを含めた医療被曝の現状を一通り押さえることができるでしょう。

関連記事:子供へのレントゲンの被爆の影響は?回数や頻度による危険性は?





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最後に

いかがでしたでしょうか。

レントゲンによる被曝量やその影響については、

自分で調べない限りなかなか知ることはできません。

しかし、一度その実態を押さえてしまえば、

無闇に不安に思う必要がないことがわかっていただけたかと思います。

 

それでも何か不安なことがあれば、

医師や検査担当者にその旨を伝えてみるのも一つの手です。

検査の重要性や正当性をしっかり聞けば、心のゆとりが生まれるはずです。

関連記事:バリウムが飲めない・吐く人のための飲み方のコツは?飲まない方法はある?





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